カッコよさに惚れて走行会用にDC5型インテグラタイプRを購入
大阪の老舗チューニングショップ「トライアル(TRIAL)」が2024年春に岡山国際サーキットで開催した走行会には、多彩なジャンルのクルマが参加。その中で、サーキットを走り込んでいながらも、不思議とキレイに引き締まった雰囲気を放つホンダ「インテグラタイプR」に遭遇。オーナーにその秘密を聞いてみました。
過走行ながらもワンオーナーできちんとメンテされた個体だった
数年前、走るためのクルマが欲しくなった山田玲司さんは、当初はホンダのEK9型「シビックタイプR」を狙ったそうだが、近年の中古車ブームで高騰化していて断念。そこで、クーペスタイルが好きだったというホンダDC5型「インテグラタイプR」にターゲットを変更し、手に入れたのが現在の愛車だ。
購入した車両はワンオーナーで24万km走行というかなりの過走行物件ながらも、無事故で綺麗に乗られており、しっかりメンテナンスされていたようで状態は良かったという。
すでに購入から4年が経過していて、サーキット走行をメインに楽しんでいる。とくに気に入っているのは、珍しいブラックの内装だったこと。タイプRはほとんどが赤いインテリアなので、黒内装はかなりレアだそうだ。現在オドメーターは約27万kmを刻んでいる。
イジった内容は全体的にライトチューンで、足まわりは車高調を装着。なお、まだ装着していないが、シビック系のタイムアタックで知られるショップのASLANにサスペンションをオーダーして現在製作中とのことだ。デフはクスコRSの1WAY、ファイナルギアをFD2型シビックタイプR用の5.1にすることでショートファイナル化して加速力をアップさせている。ECUはノーマルのまま。
一見純正のようなリアスポイラーにコダワリあり
エクステリアは全塗装していて、そのときにモール類と合わせてヘッドライト、テールランプも新品に交換。どちらもまだ純正部品で購入でき、それほど高価にはなっていないという。ライト関係がビシッとすると一気にクルマが引き締まって見える。
そして、こだわりはリアスポイラーだ。一見純正のようだがノーマルをベースに後ろにズラして削り加工も施し、オリジナルのスタイリングを作り上げている。
岡山国際サーキットでのベストは1分51秒台。セントラルサーキットのベストは1分32秒台。現在、岡山国際では1分50秒台、セントラルでは1分31秒台を目標に走り込んでいるそうだ。
ちなみにこれとは他に普段乗りを楽しむクルマとして日産S30型「フェアレディZ」を2台持っていて、そちらもフルレストアをしてワイドボディ仕様とノーマルボディ仕様でドライブを楽しんでいるとのことだ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)