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宮城県では「ゼブラゾーン」を走ったら即違反! 観光客は地元の「タクシーや配送ドライバーは常識」というローカルルールにご注意を

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: AMW/photo AC

宮城県ではゼブラゾーンの上をみだりに走行することは禁止されている

なんだか矛盾しているようでモヤモヤするが、地域によっては明確に禁止しているケースも。宮城県の公安委員会が定めた「道路交通規則」第14条(4)を見ると、はっきり「ペイントによる道路表示の上にみだりに車輪をかけて、車両(牛馬を除く。)を運転しないこと」なる一文がある。

牛馬なんてワードから察するにだいぶ昔に決められたような気もするが、ゼブラゾーンへの立ち入りを基本的に禁じていることは明確だ。ただし「みだりに」なのでクルマの故障や危険回避など、やむを得ない事情があれば違反にはならないと思われる。

これは全国でも宮城県だけのローカルなルールのようだが、仮に禁止されていない他の都道府県であっても、特段の理由もなく使うのはいかがなものかと思う。あくまでもゼブラゾーンは「クルマの通行を安全で円滑に誘導するため、クルマが通らないようにしている道路の部分であること」なのだ。

上で例を挙げたように使わないことで渋滞を招くとか、交通の流れがスムーズになるようなケースを除き、駐停車も走行も避けたほうがスマートだろう。余談だがゼブラゾーンを走行中に事故を起こした場合は、セブラゾーンを走行している側の過失割合が高くなる可能性もあるとか。

反則キップを切られないように注意

筆者はその宮城県に住んでおり、独自のルールがあるのも知っていた。個人的にはサーキットのホワイトラインと同じように捉えており、何もないときにカットするのはNGで接触を避けるためなどの場合はOK。

記事を書くにあたりあらためて他のクルマがどう動くかチェックしたが、大半は自分と同じく信号待ちなどを除き避けて走っているようだ。知人にもルールを知っているか聞いたところ、タクシーや配送ドライバーは常識とのこと。

ほかも宮城県だけのルールだとまでは分からずとも、ゼブラゾーンは使用禁止と考える人が大半だった。もし旅行や出張で宮城県をドライブすることがあれば、反則キップを切られないよう十分に注意して欲しい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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