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新車購入から28年! ホンダ「アコード ワゴン」一筋でUS仕様に! アメリカの音楽やファッションに憧れて「今が完成形に近いです」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

可能な限りのUSホンダ純正パーツを投入

「新車で購入してノーマルだったのは、最初の3日間だけです(笑)。足まわりから手を入れて、当時からいろいろとリニューアルを繰り返しながら、現在のこのスタイルに辿り着きました。目指しているのは、1990年代後半から2000年代に見られたニューストリートスタイルで、アメリカン目線でのユーロカスタムを意識しています。しかも、各部に現代の最新技術を投入しているので、当時では獲得できなかった低さなども実現しました」

“yockey450motoring”さんが目指す当時のスタイルで、もっとも特徴的なのはホイール。欧州ブランドのメッキが定番だったため、14セットものコレクションを所有している。その中からこの車両には、イタリアのANTERA製の109にクローム加工を施したホイールをセットする。また、マフラーも当時人気だったオーストラリアのREMUS製を選択。アコード用のラインアップが無いため、VW「ゴルフ3」用のUSタイプを輸入して装着している。

車両作りは基本的にDIY

エアサスは、九州の老舗カーショップ「KROOZ CUSTOMS」のCANOVERを使用しつつ、エアサスのシリンダーやアーム、ナックル類を加工することで、稼働速度の向上と低さを実現している。

「15年ぐらいこのスタイルで楽しんでいますが、手に入るUS純正パーツは可能な限り移植してあります。フロントガラス、オートマのシフトパターンなど、細かいところを挙げたらキリがありません(笑)」

しかも、車両作りは基本的にDIY。純粋なプライベーターとして、ほとんどの作業を自ら手がけていることに驚愕だ。

「28年かけてコツコツと仕上げたので、今が完成形に近いです。今後の目標は、今のスタイルを大きく変えることなくしっかりとメンテナンスして、綺麗な状態を継続していくことですね」

若かりし頃にアメリカのライフスタイルに憧れた人はたくさん存在したはず。しかし、それを憧れだけで終わらせずに、自らのライフスタイルとして貫き通す。その心意気があふれ出るアコード ワゴンだった。

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