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サーキット走行だけで4.5万キロも走破! アラフィフ男性がバイクから乗り換えて楽しんでいるトヨタ「86」のライトチューンメニューとは

トライアルが岡山国際サーキットで開催した走行会に参加していたトヨタ86

元バイク乗りがサーキット用に選んだ四輪はトヨタ86

大阪の老舗チューニングショップ「トライアル(TRIAL)」が2024年春に岡山国際サーキットで開催した走行会には、多彩なジャンルのクルマが参加。レッドボディのトヨタ「86」は山路さんが購入してから約4万5000kmを走行していますが、走行会の往復とサーキット上でしか乗らないとのこと。どんな仕様でサーキット走りを満喫しているのでしょうか。

走行会を思い切り楽しむためライトチューンを極める

もともとバイクでサーキット走行を楽しんでいたが、バイクは危ないこともあり、クルマで走ることにしたという山路洋行さん。そこで選んだのがこのトヨタ「86」だ。

ディーラーで試乗車として使われていたもので走行5000kmの個体を購入。現在は6万kmだが、走行会の時しか乗らないというのだから、どれだけ走るのが好きか伝わるところだ。

足まわりはHKS HIPERMAX IV SPという、サーキット向け車高調を装着する。街乗りではやや硬めに感じる部分もあるが、山路さんの場合サーキット走行メインで、その往復しか街乗りはしないとのことなので、まさしくIV SPのターゲット通り。

そこに組み合わせるLSDはOS技研のスーパーロックLSDでトラクション性能をアップ。ファイナルギアはノーマルの4.1から4.5に変更。ギア比をショートにすれば必ずしも速くなるわけではないが、4.5にするとかなり加速力はアップできる。あとは走るコースとの兼ね合いとなる。ボディはクスコのフロアバーを前後に装着して、バランス良く全体を強化している。

あえてライトチューンにとどめておくのも、壊れずにたっぷりと走りを楽しむためのコツだと言える。

走りすぎてキャタライザーが劣化、現在はノーマル触媒で楽しむ

ほかにサーキット走行ではトランスミッションや駆動系の揺れが挙動のレスポンスに関係してくるので、ミッションマウントカラーを装着、さらにデフマウントカラーも導入する。パワー面ではHKSのフラッシュエディターでパワーとレスポンスを向上。

排気系は以前スポーツキャタライザーを装着していたが、走り過ぎの影響かキャタライザーが劣化してしまい、むしろパワーは出しにくくなってしまった。そこで現在はノーマル触媒にして、それに合わせてフラッシュエディターでアジャストしている。

86の良さはFRなことと、軽くて乗りやすいことだと語り、サーキット走行を全力で楽しんでいる山路さん。現在56歳とのことだが、目標は60歳を超えてもサーキット走行を楽しむことだそうだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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