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なぜ地域金融機関が次々と電動3輪バイクを導入? ノーヘル・普通免許で運転可能な「スイング・スポーツ」の利点と採用理由を関係者に尋ねてきました

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

地方銀行が導入する狙いとは?

早くから導入を検討していた川崎信用金庫武蔵小杉支店の鈴木章支店長は、今回の導入の経緯についてAMWに次のように語りました。

「われわれは地域金融機関として、地元の企業の本業の支援に力を入れています。(日本エレクトライクの)松波社長とは以前から取引がありまして、松波社長からスイング・スポーツのことを聞かせていただき、われわれとして何ができるかというところで、この導入を検討してみようというのがきっかけでした。金融機関の役目というのは以前なら資金面の支援というのが一般的でしたが、昨今はそうではなく、本業の支援というところにもより比重を置くようになっています。さらに、川崎市では脱炭素戦略『かわさきカーボンゼロチャレンジ2050』を進めており、我々も地域金融機関としてその趣旨に賛同し、さまざまな取組支援を信用金庫全体でやっているところです。そこで『ぜひ支援したい』と本部に上申しまして、少し時間がかかりましたが、今回無事に承認されました」

実際に試乗を重ね、検討を進めた同行の渉外担当である吉田啓太さんにもこれまでの経緯を説明してもらった。

「私が最初に乗ったのは、日本エレクトライクさんの敷地内でしたが、加速もいいし音もしないし、電動って今の時代に合っているなと最初に思いました。我々も外回りは原付バイクで回っていることもあって、松波社長から『お試しで実際に使ってみたら?』という申し出があり、しばらく貸していただきました。デザイン性と性能をしっかり兼ね備えたモデルであることはわかっていましたが、信用金庫業務の中での実用性という観点で、我々が使うにあたって気になった点などを挙げさせていただいたところ、すぐにそれらの点に対して改善をしてもらえました」

実際の使い勝手を聞いてみると……?

また、この川崎信用金庫よりも先にスイング・スポーツ導入を決め、すでに実際に営業車として使い始めている神奈川銀行・中原支店の飯田純一副支店長にも、実際の使い勝手などを教えてもらうことができました。

「地元企業の応援はもちろん、SDGsにも貢献している製品を導入したいと本部に申し出て、それが今回の導入につながりました。試乗をした段階で営業回りに最適だということはわかっていたので、実際に導入してからもほぼ感覚としては変わりませんね。充電は帰ってからコンセントを挿しておくだけですが、通常の営業回りでは2~3日に1回という頻度です。我々は軽自動車と原付スクーターを使用しているのですが、普通乗用車と同じ扱いなので、原付スクーターよりストレスなく移動ができ、出先での駐車スペースの問題もクリアできていますし、狭い道でもスムーズに走れるというのは本当にメリットになっています。また、バック走行もできて、警告音も鳴るので安全性も高いですよね。現時点ではうちの支店だけですが、今後各支店でも『いいね』と言ってもらえれば増やしていきたいとも思っています」

日本エレクトライクの松波 登代表は最後にこのように話してくれました。

「直接取引のある金融機関に使っていただけることはとてもありがたく思っています。こういったマイクロモビリティで環境負荷の低減ができるところはまだまだあると思います。これから地元の銀行だけでなく、もっとひろく活用していただければと思っています」

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