最新モデルもお目見え
数カ月前に発表されたばかりの新型アストンマーティン ヴァンテージは、アストンマーティンが真に力を注いだスポーツカーである。ヴァンテージの名を冠したこの最新モデルは、最大限のスリルを最大限の信頼とともに提供するために設計された。パワフルなフロントエンジンに後輪駆動というパッケージのスポーツカーを生み出すというブランドの伝統を受け継いでいる。ヴァンテージは、アストンマーティンブランドの心臓部であり、この新型モデルは、あらゆる面でブランドを体現している。
グッドウッドでは、すべての「V」モデルに加え、世界初のスーパーツアラー、アストンマーティン「DB12」も展示。また、パドックでは、新型「DBX707」が展示され、アストンマーティン社内で開発された最新のインフォテインメントシステムを備えた、印象的な新しいインテリアデザインが披露されている。
AMWノミカタ
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは英国最大の自動車イベントのひとつである。いや、世界でも珍しいイベントなのではないだろうか。このイベントの大きな特徴は展示される車両を見るだけではなく、約1.8kmに及ぶ特設のヒルクライムコースを新旧さまざまなクルマが駆け抜ける景色を見ることができる点である。それぞれの時代を彩ってきたクルマの走る姿や音や匂いまでも楽しむことができるイベントである。
今回、アストンマーティンはヴァルキリー、ヴァラー、ヴァリアント、ヴィクター、ヴァンテージの5台の「V」モデルをヒルクライムに持ち込んだ。この5台が一堂に会することも非常に珍しいが、ヒルクライムを駆け上がる姿を目にすることはマニアにとっては待ち焦がれていた風景であろう。またアストンマーティンを知らない人たちには大きな驚きを与えられる機会になったのは間違いないと思う。まさに、フェスティバル・オブ・スピードにふさわしい粋なラインアップだと思う。