好みに合わせて室内の雰囲気が変えられる
エクステリアは、フロントマスクに八角形のフロントグリルとミニのアイコンでもあるクラシカルなフォルムを活かした新デザインのヘッドライトを採用。ガソリンモデルとBEVモデルで細部デザインの異なるクーパー3ドアの、ガソリンモデルと同様のドアハンドルなどが備わっている。また、先代で話題となった、グラデーションデザインを用いたマルチトーンルーフはオプションで用意される。
ミニ クーパー5ドアはミニ クーパー3ドアより全長で+180mm、ホイールベースは+70mm長くなり、室内が広くなっている。そのインテリアはミニ クーパー3ドア同様、デジタル化が大幅に進んだ。前方に配置されていたメーターパネルを廃止し、円形のセンターディスプレイにほぼ全ての機能を集約しており、運転時に必要な情報はヘッドアップ・ディスプレイに表示される。
有機ELテクノロジーを活用した円形ディスプレイは、スマートフォンのような直感的操作が可能で、AR機能付きナビをはじめとした機能をスワイプやタッチで操作することができる。ダッシュボードにはリサイクル・ポリエステルを用いた布のような新素材を用いており、編み物のような質感で温かみを感じさせてくれる。
また、ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影するプロジェクションとアンビエント・イルミネーション、さらにミニドライビング・サウンドを用いることで、室内の雰囲気をユーザーの好みに合わせて選ぶことができるミニエクスペリエンス・モードが標準装備された。
グレードは2タイプを用意
グレードは2つラインアップされ、最高出力156ps/最大トルク230Nmの新世代モジュール式1.5L直3ターボエンジンを搭載する「ミニ クーパー C 5ドア」、最高出力204ps/最大トルク300Nmの新世代モジュール式2L直4ターボの「ミニ クーパー S 5ドア」を用意する。どちらも「ゴーカート・フィーリング」を感じさせてくれるスポーティなシャシーシステムが備わった。
また、先進安全機能のドライビング・アシストを採用、直前に進んだのと同じルートを最大約50mまでバックで戻ってくれるリバース・アシスト機能やパーキング・アシスト機能なども採用されている。価格はミニ クーパー C 5ドアが408万円(消費税込)、ミニ クーパー S 5ドアが477万円(消費税込)となる。