最高速度は310km/hに達する
ベースとなるDBX707のもっとも注目すべき特徴は、最大出力700ps、最高トルク900Nmを発揮する4L ツインターボV8エンジンと、9速の湿式クラッチ・オートマティックギアボックスだ。必要に応じて最大100%のトルクをリアアクスルへ送ることができる精巧な全輪駆動システムとの組み合わせにより、0-100km/hをわずか3.3秒で加速し、最高速度は310km/hに達する。
アストンマーティンのグローバル・チーフ・ブランド&コマーシャル・オフィサーであるマルコ・マティアッチ氏は、このようにコメントした。
「技術革新を施したインテリアがクラス最高レベルのパフォーマンスに追いついた今、DBX707 AMR24エディションは、ストリートで圧倒的な存在感を放つウルトラ・ラグジュアリーSUVとして確固たる地位を築きました。
アストンマーティンは世界のモータースポーツの頂点で競争を続けており、そのことが我々のブランドやロードカーのプロダクト戦略の大きな柱となっています。また、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームへの称賛の証として、この特別仕様車をリリースできることは最高の喜びです」
AMWノミカタ
2023年登場した「DBX707 AMR23エディション」に引き続き、2024年も同じコンセプトのDBX707 AMR24エディションが発売された。つまりDBX707 AMR23エディションが好評だったことがうかがえる。「ヴァルキリー」、「ヴァラー」、「ヴァリアント」、「ヴィクター」、「ヴァンテージ」のような走りに特化した「V」モデルに加え、F1への参戦などもあり、顧客の求めるアストンマーティンの姿はやはり「走り」をイメージさせる仕様なのだろう。
アストンマーティンのコンセプトを最大限に表現し、顧客ニーズの芯を突く限定車。価格はまだ発表されていないが、前回のDBX707 AMR23エディションは通常モデルに比べて1000万円以上高かった。DBX707 AMR24エディションも同様の価格差は想定されるが、きっとすぐに熱狂的なアストンマニアの手に渡ってしまうのであろう。