道路上には、びっくりするようなものが落ちています
クルマを走らせていると遭遇することが多いのが落下物です。強風に煽られ、飛んできたものやクルマから落下したものなど驚くほど多く道路に落ちています。うっかり踏んでしまいがちですが、場合によっては愛車にトラブルを招くケースも……。そんな注意するべき落下物を紹介します。
高速道路上の落下物ベスト3とは?
高速道路各社が1年間に処理している落下物の件数は、全国で32万件といわれている。NEXCO東日本によると、高速道路上の落下物ベスト3は、下記の通り。
1位:プラスチック・ビニール・布類(毛布/シートなど)
2位:自動車部品類(タイヤや自動車附属品など)
3位:木材類(角材やベニヤ板など)
とのことだが、一般道になるともっと種類も多く、数も多い。
例えば、空き缶、ペットボトル、段ボール、建築資材、看板、傘、木の枝、動物の死骸、砂や砂利、バケツ、靴、台車、脚立、スコップなど、あらゆるものが落ちている。
これらの落下物は、注意深く道路の様子を見ていれば、ほとんど踏まずに回避できるはずなので、できるだけ踏んだり、跨いだり、乗り上げたりしないようにしたい。一見柔らかそうに見えても、布や段ボールなどなら、その下に何が隠れているかわからなく、ペットボトルだと、それを携帯トイレ代わりに使い、小便が入った容器を路上に捨てていく不届き物もいる!
タイヤが路肩を通らないようにするのもポイント
何より、路上の異物を踏むのは、タイヤのパンクや、アンダーパネルやオイルパンを傷つける原因にもなるので、落下物を発見したら、減速して回避するのが基本中の基本だ。とくに、道端に落ちていた釘やガラス片、鋭くとがった石、針金などは、パンクの原因の代表格ともいえるもの。
これらは道の真ん中よりも、路肩に集中して落ちている。そのため道路が汚れている路肩には、土や埃、ゴミやデブリがたまっていそうな道は、できるだけセンターライン寄りを走って、タイヤが路肩側を通らないようにしよう。
その他、生ゴミが入った袋なども、バナナの皮やその他すべりやすいものが入っている可能性もあり、何より不衛生なので踏まない。鳥や猫、カエルなどの生き物もあとで洗車が大変で、やはり滑りやすいというリスクもあるので、できるだけ踏まないこと。
そしてもし、道路で落下物を見つけたら道路緊急ダイヤル「#9910」で通報を。
子どものとき、「落ちているものを拾って食べるな」と親に叱られた人もいるだろうが、ドライバーになったら、落ちているものは踏まない、跨がない、ということを、肝に銘じておいてほしい。