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山中に放置された「ランドローバー」をレスキュー! 所有して25年ほどになる個体はアルミ地肌むき出しでも「ノープロブレム!」

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

  • ランドローバー シリーズ1:オーナーの小林正樹さんは英国のランドローバー・シリーズワン・クラブの日本人で唯一のクラブ員だ
  • ランドローバー シリーズ1:前オーナーが1990年頃に中部地方の山中で放置されていたものをレスキューした個体
  • ランドローバー シリーズ1:ヘッドライトをグリル中央に寄せた独特の顔つきから「寄り目」とも呼ばれる
  • ランドローバー シリーズ1:ボディは綺麗なアルミの輝きを保つ
  • ランドローバー シリーズ1:無骨なパーツが本来のヘビーデューティな用途を思わせる
  • ランドローバー シリーズ1:ボディサイドに文字が書かれた小さなステッカーをオン
  • ランドローバー シリーズ1:牽引フックなどの装備が本来のヘビーデューティな用途を思わせる
  • ランドローバー シリーズ1:2L エンジンを搭載する
  • ランドローバー シリーズ1:船舶などに使われている小さな防蝕亜鉛板をエンジンルーム内に取り付け、電蝕を予防している
  • ランドローバー シリーズ1:ヘッドライトをグリル中央に寄せた独特の顔つきから「寄り目」とも呼ばれる
  • ランドローバー シリーズ1:ボディはアルミの地肌をそのまま活かしたスタイル
  • ランドローバー シリーズ1:1953年に製造された初期モデル

今回が初開催となる「SWAP&MEET in 妙高」でランドローバー「シリーズ1」を発見

2024年4月20日(土)〜21日(日)にかけて、スキーやキャンプなどで知られる老舗リゾート地でもある新潟県妙高市の赤倉スキー場エリアで初開催された「SWAP&MEET in 妙高」。この滞在型の展示イベントは、その名称からも分かるように「エントラントは車両の売り買い・交換自由」、「レストア途中や要修理の不動車も参加OK」というのが大きな特徴です。新たにスタートしたイベントで見かけた1台が、ランドローバー「シリーズ1」です。

第二次世界大戦後にランドローバーが誕生

ランドローバーといえば、「レンジローバー」、「ディフェンダー」、「ディスカバリー」といった多彩なラインアップを揃えるイギリスの高級4輪駆動車専業メーカーとしてお馴染みだが、もともとは上質な乗用車を得意とする英国のローバーが、1948年のアムステルダム・モーターショーで発表した1台のオフロード汎用4WDがその原点。ローバーの作ったオフローダーということから、命名された車名がすなわち「ランドローバー」だったわけだ。

第二次世界大戦中に世界中の戦場で活躍した米軍の「ジープ」は、アメリカ軍のみならず、連合軍各国でも広く使われ、その高い汎用性に注目した各国の自動車メーカーは、戦争が終わると次々にジープに範を取った汎用オフロード4WDの開発を開始。イギリスのランドローバーもそのような経緯で誕生したモデルだ。

通称「寄り目」とも呼ばれる、初期モデルならではのユーモラスな顔つきが魅力的

「これは1953年式のランドローバー シリーズ1です。もともとは4ナンバーの商用車登録でしたが、リア部分をトランクとして2シーターの乗用車登録にしています。エンジンは2Lなので5ナンバーですね」

と語ってくれたのは、オーナーの小林正樹さん。車体前後のウインチやゴツい牽引フックなどの装備が、本来のヘビーデューティな用途を思わせる。

悪路の夜道でフェンダーをぶつけてしまってもヘッドライトが割れないようにと、グリル中央に寄せた独特の顔つきから「寄り目」とも呼ばれる、初期モデルならではのユーモラスな顔つきが魅力的。後年「寄り目だと夜間に対向車が車幅を見誤る」という理由から、ヘッドライトは左右のフェンダーに移設されるのだが、小林さんはこのほかにももう1台、1956年式の寄り目モデルを部品取り用に所有している。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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