非公式ながら「海底トンネルでの世界最速記録」を樹立
ベントレーは新型「コンチネンタルGTスピード」を2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会場で公開しました。また新型コンチネンタルGTスピードは最高速度335km/hを記録し、非公式ながら「海底トンネルでの世界最速記録」を樹立。会場ではそのプロジェクトの舞台裏を収めたムービーが披露されました。
記録達成の舞台裏メイキングを公開
4代目となる新型「コンチネンタルGTスピード」が、2024年7月11~14日に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開された。トンネルを通過する自動車としては世界最速とされる非公式な「海底トンネルでの世界最速記録」を達成したばかりのこのスーパーカーは、クーペとコンバーチブルの両バージョンでこのイベントに登場し、会期中に1日2回、ヒルクライムを走行した。
グッドウッドのヒルクライムに登場するコンチネンタルGTスピードの2台に加えて、3台目の車両が海底トンネルでの世界最速記録を祝うユニークな方法でフェスティバル・オブ・スピードに展示された。
「FOShtank(フェスティバル・オブ・スピード・タンク)」は、ベントレーが英国クルーにある工場で使用しているガラス製の展示ユニット「トイ・ボックス」の特注バージョンで、水中というテーマをユニークに表現するために特別に製作された。
トルマリングリーンのコンチネンタルGTスピードの展示車は、1400Lの水と30匹の朱文金(シュブンキン)などの金魚を入れた水槽の後方に展示される。2つの水槽を合わせると、満水時には3トンを超える重さになり、水は厚さ80mmのアクリル板でせき止められている。
それぞれの水槽は、水をきれいに保つように流量調整とろ過装置が施されており、フェスティバル・オブ・スピードの期間中は専門家が30匹の魚の世話を行った。そして展示の後方壁面には大型LEDスクリーンが設置され、海底トンネルでの世界最速記録のローンチ映像と、記録達成の舞台裏を紹介する映像が放映された。
AMWノミカタ
ベントレーは先日発表されたばかりの新型コンチネンタルGTスピードをグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに持ち込んだ。今回は「海底トンネルでの世界最速記録」の樹立をテーマに、金魚などが入った水槽とともに展示された車両が目玉となった。
2011年の雪上スピード記録達成では伝説のラリードライバーであるユハ・カンクネン氏がドライブしたが、この「海底トンネルでの世界最速記録」は元英国ラリーチャンピオンであり、マン島TTコースの記録保持者であるマーク・ヒギンズ氏によって記録が更新された。
マーク・ヒギンズ氏は映画『007』のスタントドライバーとしても有名である。グッドウッドでも公開されたこのメイキングムービーをぜひご覧になっていただきたい。