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旧ソ連の「ミグ15」に米軍の「SR-71ブラックバード」の実物を見に行こう! ファン感涙必至のエアミュージアム3つを紹介します【ルート66旅_61】

旧ソ連の「ミグ15」に米軍の「SR-71ブラックバード」の実物を見に行こう! ファン感涙必至のエアミュージアム3つを紹介します【ルート66旅_61】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • 日本の航空ファンにはお馴染みのプレーンズ・オブ・フェイム。隔年で開催されているエアショーはアメリカでも有数の規模だという
  • プレーンズ・オブ・フェイムの展示機は各地のエアショーでデモフライトを行なうことが多い。写真は前に紹介したB-25ミッチェルで、ネリス空軍基地のショーにて
  • こちらもプレーンズ・オブ・フェイムが所有するP-51ムスタング。B-25と同じく第二世界大戦をモチーフにした飛行展示のひとコマ
  • プレーンズ・オブ・フェイム所有の、航空自衛隊も使っていたF-86セイバー。朝鮮戦争期の古い戦闘機とは思えないほど、激しい機動飛行を繰り返しショーを盛り上げた
  • プレーンズ・オブ・フェイムの屋外に展示されていた西ドイツ空軍のF-104スターファイター。湿気の少ないカリフォルニアだけに保管には最適な環境だと思われる
  • プレーンズ・オブ・フェイムの屋内には旧日本軍機のコーナーがある。零戦と同じように再び空を飛ぶ日が来るのかもしれない。何機かは実際にレストアが進行中だ
  • プレーンズ・オブ・フェイムの隣にあるヤンクス・エア・ミュージアム。入口はやや地味な印象だが展示の内容はまったく負けていない
  • ヤンクス・エア・ミュージアムの入口にあったA-4スカイホーク。赤に黄で縁取りされた文字や垂直尾翼の星マークを見る限り、共産圏を模した仮想敵機だと思われる
  • ヤンクス・エア・ミュージアム所有の、ヘリコプターとプロペラ機を混ぜたようなKD-1Aオートジャイロ。初飛行は1935年で旧日本軍もテスト用に購入していたらしい
  • ヤンクス・エア・ミュージアムにはさらに古い複葉機もたくさん。今はカメラを使った翻訳アプリがたくさんあるので、英語が分からなくともさほど困ることはなさそう
  • マーチフィールド・エアミュージアム所有の、今も米軍で現役バリバリのB-52ストラトフォートレス。1955年に運用がスタートした古い機種だが2045年までは使われるらしい
  • マーチフィールド・エアミュージアムが所有する、ベトナム戦争で使われていたF-105サンダーチーフ。マーチフィールドに展示している個体は全天候能力を向上させたD型とのことだ
  • マーチフィールド・エアミュージアムを見学しに行ったタイミングで飛来した機体はさすがに撮影できなかった。同じモデルかどうかは不明だが屋内に展示してあった無人機
  • マーチフィールド・エアミュージアムのシンボルであるSR-71ブラックバード。コクピットを覗けるよう横には階段がかけられている
  • マーチフィールド・エアミュージアムが広大な敷地を有するからこそできる展示。屋外ではベトナム戦争の時代と思われる陣地を再現されていた。側にあるUH-1がまたいい味
  • ヤンクス・エア・ミュージアムの展示は第二世界大戦の機体がメイン。写真はアメリカ海軍の主力だった艦上戦闘機、F-6Fヘルキャットでノーズアートがカッコいい
  • これもプレーンズ・オブ・フェイム所有で、F-86のライバルとされていたMiG-15。旧ソ連の機体が飛ぶシーンなんて日本では絶対に見られないだろう。写真は複座型の練習機だ

ルート66から近いカリフォルニアの航空博物館×3

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。シカゴから西に向かいカリフォルニアへ、いよいよ旅も終盤です。今回は、オススメの寄り道スポットとして、貴重な航空機を見られる3つのエアミュージアムを紹介します。

プレーンズ・オブ・フェイムは零戦以外にも見どころ多数

ルート66の旅もいよいよ最終盤。途中でいくつか紹介した寄り道スポットも今回がラストだ。ロサンゼルス東部には航空機にまつわるミュージアムが多く、エアショーを始めとしたイベントも頻繁に開催されている。

ひとつめは前の回でも紹介したプレーンズ・オブ・フェイム。日本の航空ファンには栄エンジンを搭載した「零戦」を保有していることで有名だが、ここの特徴は基本的に飛ばすためにレストアとメンテナンスをしていること。

第二次世界大戦より前の古い飛行機から冷戦期のジェット戦闘機、またアメリカだけじゃなく旧ソ連で使われていた機種まで幅広い。創設されたのは1957年でカリフォルニア州南部のクレアモント。1972年に現在のチノへ移転し、後にアリゾナの別館もオープンした。

実際に飛行できるレトロな機体は各地のエアショーでも重宝されており、私もプレーンズ・オブ・フェイムとは違う場所で何度か撮影している。零戦に限らず日本軍機のコレクションも充実しており、いくつかは再び大空を飛ばすために修復中とのこと。作業エリアの大部分は誰でも見学することができ、ボランティアのスタッフもフレンドリーで楽しい。

クルマ好きも楽しめるヤンクス・エア・ミュージアム

続いてプレーンズ・オブ・フェイムの隣といっていい位置にある、第二次世界大戦の機体を中心としたヤンクス・エア・ミュージアム。創設は1973年で保有している数は200機オーバー、こちらも実際に飛べるように仕上げるのがコダワリだ。

軍で使われていたジープや1910~1930年代のクラシックカーもあり、航空ファンだけじゃなくクルマ好きも楽しめるスポットといえるだろう。

初めはこことプレーンズ・オブ・フェイムを混同しており、間違って入ったところ展示が想像していた以上の充実度で、結局ふたつの博物館をハシゴするのが慣例になってしまった。

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