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昭和の「ミニ」ブームへの反動もあってイタフラ系に走った青春時代…還暦目前、なぜバンデンプラ「プリンセス」に? 英国旧車に戻ってきた理由とは

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

現在の愛車は英国で見つけた

やがて宮地さんも還暦が見えてくる年齢になり、さらなる「正調英国ヒストリックカー」の世界を楽しんでみたいと、あらためて趣味のクルマを探しはじめる。英国までその捜索範囲を広げ、意中のクルマを見つけたと思ったらタイミング悪く売れてしまった……という中で巡り合ったのが、この個体。ADO16一族の中ではもっとも高級車というポジショニングで知られるバンデンプラ プリンセスだ。

「英国で見つけた1973年式のバンデンプラ プリンセス1300です。相場よりも値段は高かったのですが、その分とても程度が良かったので決めました」

と宮地さんが言う通り、内外装はもとより、シャシー下面を覗き込んでみてもその状態は非常に美しい。

日本の路上デビューからまだ半年ほど

「このクルマの購入を決めて、英国を船で発ったのが2023年の7月です。9月には日本に上陸して、11月にナンバーがついて納車となったので、日本の路上デビューからまだ半年ほど。じつはこのクルマでのヒストリックカー・イベントへの参加は、今回が初めてなんです」

と語ってくれた宮地さん。今後は各地のヒストリックカー・イベントにも積極的に参加していきたいという。

少年時代から横置き2階建てのAタイプエンジンに親しみ、一時期は意識的にそれらと距離をとった時代も経て、再びかつて慣れ親しんだクルマたちのいる世界に還ってきた宮地さんとバンデンプラ プリンセス。またどこかのイベントでお会いできる日が楽しみだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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