LGBTQ+を支援する「コンチネンタルGTC」を発表

ベントレーはLGBTQ+コミュニティを支援する目的で、ワンオフモデルの「コンチネンタルGTC」をクループライドで発表しました。このクルマはデザイナーのリッチ・モリス氏が手がけたもので、第4のプライドカーになります。愛、新しい生命、受容を象徴する色鮮やかなコンチネンタルGTCの仕上がりを見てみましょう。

ベントレーはすべての人に開かれている

目を引くコンチネンタルGTCは、2021年に発表された「ユニファイング・スパー」からインスパイアされた色彩とラインワークが特徴。またボディには混沌とした1本の黒い線が描かれ、その中から顔が浮かび上がる。このデザインは、性別やセクシュアリティなどを受け入れる過程で経験するかもしれないネガティブな感情を象徴している。

その上に、春、愛、新しい生命を祝うヒンドゥー教の祭りである「ホーリー祭」からインスピレーションを得たプログレッシブ・プライドフラッグの色彩が鮮やかに塗られている。この色彩が描かれた顔を覆うことで、メイクやスタイリングで理想の自分に変える手助けをすることを示している。これは、LGBTQ+の人々が偏見なく自由に生き、愛することができる世界を促進するものだ。

ベントレーの社員はベントレーのパートナーやアライとともに、英国のクルー、ナントウィッチ、マンチェスターの各プライドパレードに参加した。これは、すべての社員が職場で本当の自分を持ち込める文化を持っている企業であることを強化する一助となった。

AMWノミカタ

今回、ベントレーはLGBTQ+と多様性をサポートするための特別なコンチネンタルGTCのラッピングカーを製作したが、この発表に関するいくつかの言葉を解説しよう。まずこのクルマが発表されたクループライドの「プライド」とは、LGBTQ+コミュニティの「誇り」や「自尊心」を意味するが、これらの人々のパレードなどのイベント自体を示している。

つまりクルーパレードとは、LGBTQ+の人たちのパレードイベントのことである。そして「アライ」は「仲間」を表す言葉で、LGBTQ+の当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人を指す。ベントレーの目指すところはこのような特別モデルを作らなくてもいい世界の実現なのであろう。