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昭和の名車サバンナ「RX-7」からマセラティ「MC12」まで!「スパ24時間レース」には懐かしの名車がいっぱい!【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • サバンナRX-7
  • 往年のお宝マシンがズラリ!
  • サポートレースのパドック
  • 赤いベスパもマシンとおそろいのようでおしゃれ
  • M3とバイクの組み合わせがとてもマッチしています
  • アルファ ロメオも人気でした
  • 当時のファンには懐かしいカラーリングにときめきます
  • マセラティMC12も一世を風靡しました
  • サポートレースのパドックはほのぼのとした雰囲気
  • シュニッツァーのM3は当時めちゃくちゃ憧れました
  • 美しく整備され、いまも現役のマシンたち
  • いろんなクルマを見るのが楽しいサポートレースのパドック
  • 昔はよくパイオニアがレースのスポンサードをしていましたよね
  • 100年前の第1回大会にはこんなクルマで参戦。よく見るとホイールは木製
  • 1995年にはプジョー806のミニバンも参戦していたようです。今では考えられません
  • フォードGTはエキゾーストノートがたまりません
  • ジャッキー・イクスさんがスタート前にドライブしました
  • 過去にスパ24hへ参戦したフェラーリ
  • 過去にスパ24h参戦したさまざまなヒストリックカーも展示
  • 過去にスパ24hへ参戦したマシンが展示
  • 大好きなシュニッツァーのマシンはやはり目に留まります
  • 牽引するバンもレトロでステキ
  • もはや登山級のパドックへの道。これは頂上に近い8合目近辺?
  • ピットビル屋上で行われた100周年記念展示場の案内バナー
  • スパ24hの100周年はお祭り
  • 1924年からのリザルトが残っていることにビックリ
  • エコバッグを集めていますがこのペラペラに15ユーロは出せませんでした
  • 展示されていた過去優勝車のボード。これは欲しい!
  • 過去のプログラムの中身も見たくなります
  • 過去の新聞やチケットなども展示
  • 過去優勝したマシンのラジコンも! そういえばR32 GT-Rは1991年に総合優勝を果たしていましたね
  • レーシングカーをモチーフとしたポスターやポストカードも人気でした
  • ピットビルの屋上にはショップも常設されています
  • ランボルギーニはエキゾーストからのアフターファイヤーが超ダイナミックでした
  • 1981年に総合優勝したサバンナRX-7

100周年を記念し多彩なサポートレースが開催

モータースポーツを中心に、ヨーロッパで取材活動を続ける池ノ内みどりさん。2024年はニュルブルクリンク、ル・マンに続き、ヨーロッパ3大24時間レースであるスパ24時間を取材するべくスパ・フランコルシャンサーキットへ。決勝レースの前日となる金曜日は、予選上位20台によるスーパーポールが行われました。走行の合間を見て、サポートレースのパドックへ。そこには往年のマシンたちが待ち構えていました!

予選は予想外の展開でスーパーポール進出を逃したチームも

ニュルブルクリンクとル・マンと並ぶ、ヨーロッパ3大24時間レースのひとつであるスパ24時間耐久レース。スパは「インターコンチネンタルGTチャレンジ」というGT3マシンによる耐久レース世界選手権の1戦に組み込まれています。2024年はこの選手権にニュル24時間レースのGT3クラスも初めて加わりました。

それにより、ニュルとスパを掛け持ちして観戦したいという方には朗報となる、お得な両レース共通チケットが販売されたのです。スパではニュルとの共通レースのチケットを首から下げている方を多く見かけました。スパのあるベルギーはドイツ、フランス、オランダ、ルクセンブルクと接していることもあり、とくにこれらの国々からのファンが大勢詰めかけるので、サーキットではさまざまな言語が飛び交っていました。

さて、決勝レースを目前に控えた金曜日。木曜日に開催された予選の上位20台がポールポジションを争うタイムアタック、スーパーポールが行われました。予選の最後で赤旗が出て、ちょうどアタックしようとしていたチームが出鼻をくじかれた形になってしまい、当然トップ20位に入っているだろうと思われたトップチームらが赤旗のせいでスーパーポールに進出できなくなるという事態にもなりましたが、それもレース。決勝レースで挽回するしかありません。

ちなみにスパ24時間レースはサポートレースのパドックが離れています。アップダウンの登山のようなパドックを徒歩で歩き回りますので、サポートレース用のパドックに友人がいても、すぐには会いに行けないのが大変。この日は私の関わるレースの取材活動はスーパーポールしかありませんので、ダイエットがてらにサポートレースのパドックへ行ってみました。

2024年はスパ24時間レースの100周年記念とあり、イベントが盛りだくさん!「マクラーレン トロフィー ヨーロッパ」「ファナテックGT2ヨーロピアンシリーズ」「GT4ヨーロピアンシリーズ」「ヘリテージ ツーリングカップ(1996年~2000年)」「エンデュランス レーシング レジェンドGT(1993年~2013年)」と、サポートレースだけでも5つ! さらにはその合間にラグジュアリーカーのオーナーズクラブ活動でセーフティカーの先導のもとでサーキット走行をしたり、VIPタクシーの同乗体験などスケジュールはぎゅうぎゅうに詰め込まれています。

ランボルギーニ

パドックが非常に広いので全部は回れませんでしたが、ヘリテージ・ツーリングカップやレジェンドGTなど、ステキな旧車巡りに大満足。何十年も前のレーシングカーを今も大切に丁寧に手入れされているのにもとても感心しますし、数多くの若いファンがそれらを熱心に見学していた姿もとてもステキでした。エキゾーストノートのスゴイことったら! 現代のレーシングカーにはないサウンドで驚きです。

100周年を記念した特別展示やグッズにもときめきました

メディアセンターのあるピットビルの屋上では、スパ24時間レース開催100周年の記念展示も行われ、パドックパスを持っていれば誰でも無料で入場できました。土日は非常に混むと予想し、空いていた金曜日に見学へ。

レーシングカーにはじまり、昔のプログラムやノベルティなどのグッズ、歴代のリザルトなどが展示されおり、なかなか興味深かったです。日本の若者にも昭和ブームが到来しているらしいですが、ヨーロッパの若者も昔のものを見て心をときめかすのでしょうか?

ショップや売店では定番となっているスパのグッズのほか、100周年の記念グッズも販売されていました。エコバッグコレクターである私は、歴代の優勝車両がプリントされたデザインのものが一番に目に入りました。カワイイ! と思ったものの、生地がかなりペラペラなうえに15ユーロ(約2500円)は結構高いな、と購入には至らず。しっかりしたキャンバス生地にプリントしてあったら即買いだったのですが……。

もうひとつはマグカップです。エコバッグと同じデザインで、これは20ユーロ(約3500円)。2023年はル・マン100周年のときに購入した、同様に歴代優勝マシンがデザインされたマグをとても気に入っているので、スパも欲しいなと思っていたのです。

しかし、ドタバタしたレースウィークを過ごすなか、いつでも買えると思っているうちにすっかり買うのを忘れていて、帰りのアウトバーンを走っている途中に「あ!」と思い出した次第です。2025年にも残っていると良いのですが……。

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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