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26歳でいすゞ「ジェミニZZ」を5台も所有! 実は父も若い時に乗っていたことが判明して…ジェミニ好き遺伝子を受け継いだ若者のチューニングが素晴らしい!

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

ジェミニストが憧れるパーツが満載

5台もジェミニを所有する“Gemini mag”さんが一番こだわっている愛車だけあって、ほかにもジェミニストが憧れるパーツが満載なのは言うまでもない。

ジェミニストならば気づくであろうマニアックなエクステリアは、前期用フロントフェイスに加え、当時唯一のエアロパーツといわれたスピードガレージG5製のレーシングスポイラーを装着する。さらにサイドミラーは、ジェミニの兄弟車であるオペル「カデット」の純正をセットする。

リアコンビネーションランプはなんとなくメルセデス・ベンツ「190」に似た雰囲気を持つ、オーストラリア版のホールデン「ジェミニ」用を装着。そのほかにもRestored製のボンネット、オーナーが自作したトランクパネルなどをセットしている。

当時の定番のチューニング手法を採用

エンジンは、当時流行った定番仕様にチューニング済み。スタンダードユニットである1.8L 直列4気筒DOHCエンジンは、当時の前期用オイルクーラー付きエンジンの方がオイルポンプが強化され、油圧が高めになっているとの理由から換装している。それをベースに「ピアッツァ」のG200Wエンジン用ピストンを組み2L化し、ヘッドも面研して、ポート研磨、ハイカムをセット。

また、スロットルボディは口径サイズが大きく、効率がいい限定ラリースペシャル車用を流用しているのもポイントだ。そして、排気系はワンオフ4-2-1エキマニにピアッツァ純正触媒にフジツボRM-01マフラーを装着している。

より高性能マシンへとチューニングによって進化させることもできるが、“Gemini mag”さんは当時感を大切に、当時の定番といわれたチューニング手法をあえて採用している。基本的に流用パーツを用いたアプローチを軸にクルマいじりを楽しんでいた。

現在、“Gemini mag”さんはFRP製のパーツ作りにハマっていて勉強中だという。そもそものきっかけは、入手困難になったフロントバンパーの修復から始まったわけだが、実際にやってみると成形作業が面白くなり、今ではさまざまなパーツを作り出せるほどの腕前に。今後はもっと上手くなり、修復を兼ねたオリジナルの初代ジェミニ用パーツを作っていきたいと話してくれた。

マニアックすぎるチューニングを施した“Gemini mag”さんの初代ジェミニZZ-R。ほかにもレストア中の車両があり、こちらももっと走りの仕様として過激にイジっているというから、再び機会があったらぜひ取材させてもらいたい。

>>2023年にAMWで紹介されたクルマを一冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

 

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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