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ポルシェやミニを乗り継いだベテランがたどり着いたのは…「醜い」といわれるアルファ ロメオ「ジュリア 1600スーパー」は機関好調です

アルファ ロメオ ジュリア 1600スーパーとオーナーの髙梨公英さん

二輪と四輪を二刀流で楽しむオーナーの趣味車を紹介

アルファ ロメオ「ジュリア 1600スーパー」のオーナーの髙梨公英さんさんは、いすゞ「117クーペ」、「ミニ Mk.I」、MG「ミジェット Mk.II」、ポルシェ930型「911」など、さまざまな趣味のクルマ遍歴の後、10年ほど前に現在の愛車へたどり着きました。バイク乗りでもあり、二輪と四輪を二刀流で楽しむ髙梨さんのジュリア 1600スーパーを見ていきます。

イベント唯一の参加となったアルファ ロメオ

2024年4月20日(土)〜21日(日)にかけて開催された「SWAP & MEET IN 妙高」。初めての開催にもかかわらず、当日は新潟県内はもとより全国各地から多くのエントラントと来場者が会場に集まった。売買や交換を目的とせず、愛車の展示とオーナー同士の親睦を深めるための参加ももちろんOK。そちらを主目的に参加したというエントラントも多かった。

その中で唯一の参加となったアルファ ロメオがこちら。その質実剛健で無骨なデザインから「醜いジュリア」とも呼ばれたベルリーナ(=セダン)の「ジュリア 1600スーパー」だ。4ドアセダンや2ドアクーペといったボディ形状を問わず、アルファの105系といえばヒストリックカー・イベントでは常連モデル代表格といったイメージがあるが、意外なことに今回のアルファ ロメオのエントラントはこの1台のみ。そのコンディションは上々で、会場ではなおのこと注目を集めていたようだ。

さまざまなクルマ遍歴の後にたどり着いた1台

「1970年式のジュリア 1600スーパーです。かれこれ10年くらいの付き合いになりますかね」

と語ってくれたのはオーナーの髙梨公英さん。地元の新潟エリアを中心に各地のヒストリックカー・イベントにも精力的に参加している。

「ナンバーが比較的新しいのは、コロナ禍の時期に一度車検を切らして廃車にしているからなんです。で、2022年の秋にナンバーを再取得する際、せっかくだから好きな数字にしてみました」

つまり1人のオーナーが所有している間に2回ナンバーがついたという経歴を持つ個体なのだが、そのナンバーの数字とは、もちろん「105」である。

1962年生まれの髙梨さんは18歳で免許取得後、いすゞ「117クーペ」、「ミニ Mk.I」、MG「ミジェット Mk.II」、ポルシェ930型「911」など、さまざまな趣味のクルマ遍歴の後、前述のように10年ほど前にこちらのジュリア 1600スーパーにたどり着いた。

「エンジンやミッションも含め、ひと通り手を入れたので現在は機関好調です」

という髙梨さんはバイク乗りでもあり、二輪と四輪を二刀流で楽しむ趣味人でもある。ちなみにイベント・プログラムに記載されたエントラントのプロフィールによれば「条件次第では譲渡も検討」とあったが、髙梨さんとジュリア 1600スーパーとの素敵な関係を知るにつけ、きっとそんなことはないのでは、と感じた次第だ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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