クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • スズキ「ジムニーシエラ」をピックアップにしてラリーに参戦! 車両製作は中央自動車大学校の学生たち…ドライバーは女性ペアでチャレンジします
SPORT
share:
スズキ「ジムニーシエラ」をピックアップにしてラリーに参戦! 車両製作は中央自動車大学校の学生たち…ドライバーは女性ペアでチャレンジします

スズキ「ジムニーシエラ」をピックアップにしてラリーに参戦! 車両製作は中央自動車大学校の学生たち…ドライバーは女性ペアでチャレンジします

投稿日:

TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 神村 聖(KAMIMURA Satoshi)

  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ボディシェルもBピラー以降をカット、ラゲッジスペース自体を後ろに伸ばしつつ、ルーフ後端をBピラー側に寄せていき、ピックアップトラック風に仕上げている
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ボディシェルもBピラー以降をカット、ラゲッジスペース自体を後ろに伸ばしつつ、ルーフ後端をBピラー側に寄せていき、ピックアップトラック風に仕上げている
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ラダーフレームの中間をカットし30cm伸ばしている
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ラゲッジスペースには、タイヤ、ジャッキ、ウインチ機を搭載することになるため、その固定用のバーを新設
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ラゲッジスペースには、タイヤ、ジャッキ、ウインチ機を搭載することになるため、その固定用のバーを新設
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ラゲッジスペースには、タイヤ、ジャッキ、ウインチ機を搭載することになるため、その固定用のバーを新設
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:前後とも、左右に牽引フックを装着
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:フレームに牽引フックを溶接
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:AT用オイルクーラーを新規に追加
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:足まわりは、この界隈ではおなじみのKING製のショックを採用
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ブレーキ類は純正のようだ
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:足まわりは、この界隈ではおなじみのKING製のショックを採用
  • 中央自動車大学校の一般自動車整備科の皆さんが製作
  • 横浜ゴムのGEOLANDARをチョイスするチームも多い。今回のジムニーシエラは、標準サイズ195/80R15よりも太い205サイズをチョイス
  • 中央自動車大学校の一般自動車整備科の皆さんが製作
  • 細かな部分はひとつひとつ教わりながら作業を進めていく
  • 中央自動車大学校の一般自動車整備科の皆さんが製作
  • 中央自動車大学校の一般自動車整備科の皆さんが製作
  • 高校課程からCTSに入学し、7年在籍している菅原 上さん
  • 今回のラリー選抜については、あとから後悔はしたくないということで挙手したという山本 駿さん
  • 昨年はラリー北海道にも同行し、いい経験になったと語る谷本慧悟さん
  • 車両の最終仕上げ作業を続けているCTSの学生に交じって、ラッピング作業も同時並行的に進んでいく
  • 車両の最終仕上げ作業を続けているCTSの学生に交じって、ラッピング作業も同時並行的に進んでいく
  • ラッピングの完成予想図
  • ラリーカーの製作にかかわった中央自動車大学校 一般自動車整備科の皆さん。ジムニーシエラ担当の3名に、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESのプラドを担当する3名の計6名の学生と2名の引率教師が本戦に参加する
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:カーボンコンポジットメーカー「トラス」の協力を得て、ボンネットはスイスB-comp社の天然素材由来のコンポジットを使用したものとなっている
  • AXCRに参戦するスズキ ジムニーシエラ:ラゲッジスペース自体を後ろに伸ばしつつ、ルーフ後端をBピラー側に寄せていき、ピックアップトラック風に

ジムニー ピックアップでラリーに挑戦!

今年も開催まであとひと月強となったアジアクロスカントリーラリー(2024年8月11日~17日開催。通称AXCR)。そろそろ日本から参戦する各チームは現地に向けて車両などを送り出すタイミングとなっています。長年AXCR参戦車両の製作および整備にかかわってきている中央自動車大学校では、今季初挑戦をするスズキ「ジムニーシエラ」の仕上げと発送準備の最終段階に入っていました。

ラリーレイドマシンを仕上げるのは、自動車大学校の学生たち

東南アジアを中心に開催されるFIA・FIM公認国際クロスカントリーラリーとして1996年から開催されている「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)」は、毎年8月、タイを中心にアジア各国の山岳地帯やジャングル、沼地、海岸、砂漠、プランテーション、サーキットなど、毎年凝ったコース設定で特徴のあるラリーレイドとなっています。

その第29回大会は、2024年8月11日(日)から17日(土)にかけて、タイ南部にあるスラタニからスタートし、タイ国内を北上し、カンチャナブリでフィニッシュするルートが設定され開催予定です。当初はタイとマレーシアの2カ国をまたぐルートで開催予定だったのですが、安全上の理由からマレーシア区間の中止を決め、今回はタイ国内のみの1国開催となっています。

このAXCRに長く関与しており、長らく車両の製作および整備を行っているのが、中央自動車大学校(CTS)です。この学校は学校法人中央技術学園が1988年に開校した、千葉県白井市、鎌ケ谷市にキャンパスを持つ自動車整備士を養成する自動車大学校。高校卒業資格も取れる高校課程から一級整備士・二級整備士を目指す専門課程まで幅広いコース設定と、少人数クラス編成が特徴の学校です。

今回ここで紹介するのは、中央自動車大学校の一般自動車整備科の皆さんが製作しているスズキ「ジムニーシエラ」がベースのラリーカーです。でも一見するとジムニー風のピックアップにしか見えません。

実はこの車両、ジムニーシエラをストレッチしていたのでした。ラダーフレームの中間をカットし30cm伸ばしているということです。それに合わせ、ボディシェルもBピラー以降をカット、ラゲッジスペース自体を後ろに伸ばしつつ、ルーフ後端をBピラー側に寄せていき、ピックアップトラック風に仕上げているのです。車幅側のジオメトリーの変更はないものの、205幅の横浜ゴム・ジオランダーM/T G003を履くため、オーバーフェンダーも装着します。ラゲッジスペースには、タイヤ、ジャッキ、ウインチ機を搭載することになるため、その固定用のバーを新設しています。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS