クルマ好きが集まる飲食店「SIT ON TOKYO」へ潜入
ヤングタイマー車の個人売買仲介サービスやカーライフを発信するメディア運営、YouTube動画などでも話題の「tokyo basic car club」は、感度の高いおしゃれな人はもうご存知かもしれません。このtokyo basic car clubが、世田谷でクルマ好きが集まる飲食店「SIT ON TOKYO」を2024年3月にオープン。クルマ好きが集まるクリエイティブな空間として話題となっています。
都内で腰を据えてクルマ好きが集まれる場所
1980年〜1990年頃に生産されたヤングタイマー車の個人売買仲介サービスを行う「tokyo basic car club(以下:TBCC)」は、クルマだけではなく音楽やファッションなどの東京カルチャーを取り入れた、ほかとはちょっと違う雰囲気が漂うカーメディアです。そんなTBCCが世田谷に飲食店「SIT ON TOKYO」をオープンしたということで、代表である南部翔也さんにお話を伺いました。
南部さんは1994年生まれの30歳。親御さんがクルマ好きなことから幼少期はトミカで遊んでいたそうでは、次第にクルマが登場する漫画やアニメに夢中になり、18歳の頃にMT免許を取得しました。
「10代の頃はバンドマンをやっていました。大学卒業後は広告代理店に就職して、社会人2年目の24歳の頃に1991年式のフォルクスワーゲン ゴルフ2の後期型を購入しました。当時は生活費を削って、必死にクルマを守っていましたね」
音楽やファッションなどのカルチャーに親しみがあり、かつクルマも好き、という南部さんのような感覚でクルマを所有する人は、周りには少なかったといいます。そこで、南部さんは同じような感性を持った「友達探し」をInstagramではじめました。それがTBCCの原点となります。
「SNSを通して、次第に気の合うクルマ友達が増えていきました。その後、広告代理店で培ったマーケティングのスキルを活かして、26歳でTBCCを立ち上げました。ヤングタイマー車に絞った個人売買仲介サービスやYouTube運営などを行い、今度はリアルな場所でクルマ好きが集まる溜まり場を作ろうと立ち上げたのがSIT ON TOKYOです。
実際、都内で腰を据えてクルマ好きが集まれる場所ってなかなかないんですよ。高校生の頃から世田谷周辺で生活しており、親しみのある世田谷でクルマ仲間が集まる場所を作りたいなって」
このような経緯から、SIT ON TOKYOは駒沢大学駅、学芸大学駅、三軒茶屋駅のおよそ中間地点にあたる、世田谷区野沢に2024年3月1日にオープンしました。都内にはクルマ好きが集まれる飲食店が少ないという原体験から駐車場を3台完備し、食事のメニューはおにぎり定食や出汁茶漬け定食など、和風のほかにナチュールワインも展開しているところが魅力的です。