無限パーツ装着などのカスタムモデルが並んだホンダブース
タイでも人気が高いホンダのブースでは、無限のパーツをセットしたカスタムモデルなどを展示。そんなホンダブース奥の一段高いステージに展示されていたのが「アコード」のe:HEVだ。無限のアロイホイールとトリムキットを装着するほか、マットブラックのルーフデカール、スポーツデュアルエキゾーストチップなどでエクステリアが演出されており、さらにダンパーキットなども装着。
アコードのe:HEV自体は日本でも販売されているが、日本では売られていないモデルが、往年のファンにとっては懐かしい名称の「シティ」。現在のシティは昔のイメージとは異なるセダンとハッチバックボディのガソリン車とe:HEV車がラインアップされており、今回のショーではスポーティ仕様のRSモデルが展示されていた。
ホンダブースではさらに「シビック タイプR」、無限のエアロパーツやホイールなどで身を包んだエクステリアに加えインテリアにも手が入れられた「HR-V e:HEV EL」、ワンメイク用の車両となる「Honda One Make Race 2024」(シティRS)などをディスプレイ。またこのホンダブースのほかに、会場には無限のブースも出展され、そちらも人気を集めていた。
いすゞはMU-XとD-MAXを主力に展開
日本からバンコクオートサロンに行って一番驚かされるのが、いすずのブース。日本国内では乗用車としてのイメージがすでに薄れているいすゞだが、タイではPPV(Pick-up Passenger Vehicle)セグメントに属する7人乗りの乗用ユースモデルとなる「MU-X」はもとより、ピックアップモデルの「D-MAX」の人気が高く、さまざまなカスタムモデルを見ることができるのだ。
ピックアップトラックD-MAXから派生したSUVのMU-Xは、いわゆるピックアップトラックのフレームをベースとした乗用ユースの7人乗りモデル。D-MAX同様の3Lエンジンを搭載し、悪路走破性や耐久性に加え室内の快適度や使い勝手を高めたモデルとなる。ベースモデルに加え、スポーティさと高級感を高めフロントグリルに専用エンブレムを装着した最上級グレード「RS」も設定。
対してD-MAXは、ルーフテントを装着したオーバーランダー仕様と、カスタムマシンをディスプレイ。カスタムマシンに関しては、タイのスーパーシリーズ内のカテゴリーとなるスーパーピックアップレースの車両もしくはそれを模した車両となっていた。スーパーピックアップレースはカリカリにチューニングしたピックアップのトラックレース。こういったレースが開催されていることからも、タイ国内でのピックアップ人気が窺い知れるだろう。また、依然としてドラッグレースの人気も高く、こちらもD-MAXはベース車両として選ばれることが多いモデルとなっている。