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友人から譲ってもらい40年! 日産「スカイラインRS」のドッカンターボでクラッシュの思い出も…ボディはフルFRP化して一生乗り続けます

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

ボディはフルFRP化、エンジンはチューンしてマイルドに

このクルマを所有してから40年に達しようとしていた頃、ボディもヤレ、サビも増え、フェンダーの一部がクッキー状になりつつある箇所も多く見られるようになった。また、エンジンもオイルにじみが多くなり、オーバーホールが必要な深刻な事態に。そこで、リフレッシュをかねたオーバーホールをかけようと知り合いのショップに相談。ちょうどその頃に純正形状のFRP製カーボン外装があることを知り、純正の鉄板自体も傷みが激しかったので、鈑金で修復をするよりもFRPに頼った方が長持ちするという考えからエクスリアを可能な限りカーボンFRP化。その内容は多岐にわたり、フロントバンパー、フロントフェンダー、ボンネット、ドア、サイドステップ、リアバンパー、リアパネル等、ルーフとクオーターパネル以外はすべてカーボンFRP製になっている。ちなみに、このボディパーツはリスタード(Restored)製のキットということだった。

一方、エンジンについてはタービンも含めて基本的に純正のままだが、点火系と制御系が不安だったので強化品に交換。コンピュータはよりきめ細かなセッティングを出せるHKS製F-CON V Proに変更し、エアフロについてもトラブルの多いホットワイヤー式から圧力センサー方式に変更。さらに、スロットルはS13「シルビア」搭載のSR20DETTから流用することで高性能に磨きをかけつつ耐久性も考慮した。

このチューニングを施したことで、低回転域のトルク特性が格段に良くなり、ターボについても、FJ20ならではのドッカンターボ特性からマイルドな加速が味わえるように変化。面白味はなくなかったが、普段使いなら、今の仕様の方が圧倒的に乗りやすくて気に入っているそうだ。

現在、中津畑さんの年齢は70歳を迎えようとしている。そして、この年齢になるまで、DR30型スカイラインRSと一緒にさまざまな思い出を作り続けて来たので、このまま自分の愛車として、誰の手にも渡すことなく、大切に手を加え、乗り続けたいと思っていると話してくれた。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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