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ジェームズ・ボンドの秘密基地がオープン! 映画『007/ゴールドフィンガー』から60年を祝ったイベント「ハウス オブ Q」がロンドンで開催中

アストンマーティン DB5:1963年9月に発売されたDB5は、強力な4Lエンジンを搭載し、最高速度は240km/hを超えた

来場者は秘められたQの世界を目撃することに

アストンマーティンは映画『007』シリーズで初めて「DB5」が登場した『007/ゴールドフィンガー』から60周年を記念して、ロンドンのバーリントン・アーケードでポップアップイベント「ハウス オブ Q」を2024年7月18日〜8月4日まで開催中です。ジェームズ・ボンドとアストンマーティンの世界に没入できるイベントの詳細をお届けします。

シャンパン「ボランジェ」が楽しめる秘密のバーも登場

アストンマーティンと映画『007』シリーズとの60年にもわたる長き関係を記念して、ロンドンの格式高いバーリントン・アーケード内に、アストンマーティンによるポップアップイベント「ハウス オブ Q」が2024年7月18日〜8月4日まで開催されている。ジェームズ・ボンドと「DB5」との出会いは、1964年に公開された『007/ゴールドフィンガー』にさかのぼる。

アストンマーティンのラグジュアリー・ライフスタイル誌の『V57』発行と並行して開催される「ハウス オブ Q」は、バーリントン・アーケードのハウス12-13にある新聞雑誌売店を装った店舗の秘密のドアが入り口になっている。『V57』誌は、特別にデザインされたイラストが表紙にあしらわれ、アストンマーティンと007との関係について詳細に綴られている。

ゲストは、隠されたメッセージに導かれ秘密のドアを通って中に入る。そこにあるのは、訪れるエージェントたちにシャンパン「ボランジェ」を振る舞うスピークイージー・バー(密売酒場)。アストンマーティンとイーオン・プロダクションズのアーカイブが提供するオリジナルDB5の図面や部品スケッチ、図表、回路図がバーの店内を彩る。超極秘扱いの「Q」のフライトケースも展示され、わかる人にだけわかる、開発中のアストンマーティンをほのめかすヒントがちりばめられている。

DB5は度々「世界で最も有名なクルマ」と称され、アストンマーティンを英国で最も魅力的なラグジュアリー・ブランドのひとつに押し上げ、瞬く間に「スウィンギング・シックスティーズ」の究極のステータスシンボルとなったモデルだ。1963年9月に発売されたDB5は、強力な4Lエンジンを搭載し、最高速度は240km/hを超えた。

スタイリングはイタリアのコーチビルダーであるカロッツェリア・トゥーリング・スーパーレッジェーラが洗練されたデザインを創り出し、そのパフォーマンスも相まってDB5は誰もが持ちたいと夢見るクルマとなった。DB5が『007/ゴールドフィンガー』で採用され、最大の敵オーリック・ゴールドフィンガーとの戦いでボンドを助ける秘密兵器を満載して登場すると、そのアイコニックな座は永遠のものとなった。

デザインワークショップなどのイベントを毎日開催

アストンマーティンのグローバルチーフブランド&コマーシャルオフィサーであるマルコ・マティアッチ氏は、次のように述べた。

「アストンマーティンとジェームズ・ボンドはどちらも英国を象徴する存在で、永遠の絆で結ばれています。映画に登場した製品として最も息が長く、最も成功した例として今もなお続いていることを記念し、60周年という重要な年を祝うことを大変嬉しく思っています」

ハウス オブ Qはではジェームズ・ボンド関連の品が随所に配置され、映画のオリジナル脚本、ポスター、セット写真などを見ることができる。音響には、ボンド映画の音楽と関係の長いBowers & Wilkinsの圧巻のオーディオ機器を使用している。

2階へ上がるとコンフィギュレーター・ラボがゲストを迎え、アストンマーティンのデザイン・エキスパートとともに、自分だけの完璧なアストンマーティンを作り上げることができる。会期中は、アストンマーティンのデザインチームやエンジニアリングチームが主催するデザインワークショップなどのイベントが毎日開催される。

AMWノミカタ

どのようなきっかけで007映画にアストンマーティンが採用されたのかは知らないが、英国を舞台にしたこの映画に英国を代表するアストンマーティンはぴったりなキャスティングであった。ベントレーやロールス・ロイスではスポーティさが足りないし、ローバーやジャガーは当時サルーンモデルが主流で、主人公が乗るモデルとはイメージが程遠いだろう。

映画の中の「Q」とは、イギリス情報局秘密情報部(MI6)の補給係将校(Quartermaster)を意味する。ジェームズ・ボンドが戦うクルマをまさに補給する部隊だが、アストンマーティンの使う「Q」は同じように顧客からの特別注文を受けるビスポーク部門を意味する。こんなところにも映画との関係を大事にしていることがうかがえ面白い。

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