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『ガイアの夜明け』に登場した専門店が作った、からくり仕掛けの「ニンジャ」がすごい! スッキリ収まる大容量収納庫付きキャンピングカーの魅力を紹介

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

鋭い発想でひときわ目立つキャンピングカー

エントランスドアを車体の左後方に設置し、ドアを開けてステップを上ると室内は明るく落ち着いた空間が広がる。まず入ってすぐのところに曲面を活かした美しいデザインのキッチンを配置し、そのキッチンの反対側には調理台や電子レンジが装備され、ワイングラスホルダー付きの収納庫まで用意する。上部には戸棚や換気扇を装備し、その隣にはバスルームを配置。その横にはクローゼットと90L大型冷蔵庫も備えている。

後方エントランスから前方に広がるリビングエリアには、落ち着いた雰囲気の色合いのL字型ソファとテーブル、2人掛けシートがセットされている。テーブルを取り外してマットを敷き詰めれば、フルフラットのベッドスペース化が可能だ。ほかにもお座敷スタイルのリビングとして使うこともできる。天井が高いこともありリビングはもちろん、バンクベッドも圧迫感が少なく、小窓付きで快適な就寝スペースが確保されているのも特徴だ。

このニンジャは、さまざまなギミックが詰まっている。その機能は外装を中心としたものだったが、からくりという意味ではリビングエリアの可変レイアウトも当てはまるだろう。極めつけは、冬場のキャンプ時に役立つ床暖房仕様になっている点にアッと驚かされる。キャンピングカーではあまり聞かない床暖だけに、斬新な発想といえる。ちなみに家庭用エアコンも搭載する。

新機能満載で、通常のキャブコンとは違ったアプローチで製作したニンジャ。ダイレクトカーズならではの独自性を打ち出し、キャンピングカーとして使い勝手の良さを追求したモデルであることは間違いない。大容量収納庫をエアロボディとして一体成型で作り込むという発想。これは、今後のキャブコンのデザインに革命を起こすであろう鋭い発想であった。

気になる価格(消費税込、以下同)は、2WDが1298万円、4WDが1328万円からとなっている。オプションにレカロシート×2脚(44万円)をラインアップしているところも、クルマ好きとしては見逃せないポイントだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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