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トヨタ初代「スプリンタートレノ」498万円! 新品パーツを駆使してフルレストア…ラリー仕様にカスタム済みなら妥当なプライス!?

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

高額プライスで販売も、その価値は十分ある?

オートアドバイザースタッフのスプリンター トレノは、その頃のパーツを使ってラリーメイクを施した1台だった。そのレストア後の状態は新車といってもいいほどの出来ばえ。話を聞けば、内外装ともに新品パーツを数多く集めて入手、そして、手に入らない物はオリジナルで作り出している。このレベルの修復になると、さすがにプライベーターでは無理なので、この完成度は専門ショップだからこそ成せる技術の集大成といえるだろう。

具体的なパーツを書き出していくときりがないが、その中でアフターパーツを組み込んでいる個所は、ラリー用サス&ショック、アームを含めたサペンション全般ということ。また、エンジンについては、本体はオーバーホールをかけて、補器類はマフラーをフジツボ製Legalisに換え、タコ足もフジツボ製を装着、SOLEXキャブ+ファンネルはブラスト処理を施し、ガソリンタンク内はコーティング処理を施す等、現代の技術を駆使して、今後も末永く乗れる下処理やパーツの交換を行っている。

そして、このTE27スプリンター トレノ ラリーバージョンは、オートアドバイザースタッフで販売している。希少仕様のレストア車だけに、その価格も498万円のプライスが付いて高価だ。だが、このクルマはフルレストアの新車同様の仕上がりであり、かつ、今後乗り続けるなかで発生する固有のトラブルについても対策済みという点を考えると、けっして高い買い物ではないかも知れない。本当のTE27スプリンター トレノ好きであれば、極めて価値ある憧れの1台といえるだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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