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昭和の改造マシンを目指したマツダ「サバンナRX-7」が痺れるほどカッコいい! ポルシェバンパーにオバフェンは当時の走り屋の証でした

昭和の改造マシンを目指したマツダ「サバンナRX-7」が痺れるほどカッコいい! ポルシェバンパーにオバフェンは当時の走り屋の証でした

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

当時の草レーサースタイルにフルリメイク

安達さんは若かった頃に憧れたクルマを思い出し、サバンナRX-7をベースに「草レーサー」と呼ばれたマシンをイメージしてフルリメイクを施した。

その一部パーツは購入時に付いていたが、より発展させるべくチューニングしている。細かい仕様については、まず左右に巨大なフォグランプをセットした、通称「ポルシェバンパー」が目を引く。そして、草レーサーらしくフロントフェンダーにオーバーフェンダー、リアにワークスのオーバーフェンダーを組み合わせてマウント。いわゆるボンキュッボンのスタイルを作り出す。

リアウイングは巨大なセブンパネをマウントさせることで、ウェッジシェイプなスポーツカーならではのデザインをより強調している。ル・マン24時間レースに出場したマツダ「RX-7 253」のエアロミラーの装着も見逃せないポイントだ。

数多くのメリットがあるキャブレターのダウンドラフト化

エンジンについては、12A型NAをチューニング。その中身は高圧縮ローターに交換し、サイドポートの拡大加工を施す。また、キャブレターはウェーバーφ48のダウンドラフト仕様。このダウンドラフトとは、キャブレターを垂直状態でセットすることで燃料と空気を重力に逆らわずにエンジン本体へ効率よく送り込み、より積極的に混合効率を高めるシステムのこと。その効果は、パワーアップやレスポンス向上を図るだけでなく、エンジンの始動性向上やアイドリングの安定性など、数多くのメリットを生み出してくれる。

エンジン系統については、他にも熱に弱いロータリーエンジンの対策として、大容量の3層アルミラジエターをセット。それだけでは冷却が不十分なので、フロントスポイラーから効率よくフレッシュエアーを取り入れ、ボンネットに設けたルーバー型ダクトによって素早く抜くことで、循環効率を高める工夫を施している。

オールブラックのボディカラーも渋くてカッコいいサバンナRX-7の草レーサー仕様。ホイールは安達さんこだわりのハヤシレーシングを装着。昭和世代のクルマ好きたちが思わずジッと見入ってしまうような、懐かしさを感じる1台である。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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