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1800万円弱の予想最高落札価格…日産R33「スカイラインGT-R」に注目集まるも流札! 理由は内装だけがカスタムされていたから…?

1800万円弱の予想最高落札価格…日産R33「スカイラインGT-R」に注目集まるも流札! 理由は内装だけがカスタムされていたから…?

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: Iconic Auctioneers

2006年に整備を受けて以来、約48キロしか動いていない

このGT-R Vスペックは1995年に日本で納車され、それから最初の3年半を日本国内で過ごした後、1999年にイギリスのトイストア・モーター・カンパニーによってイギリスに輸入された。この時スピードメーターはマイル表示のものに変更されたが、現在でも素晴らしいコンディションを保つシートやハンドブレーキ、シフトブーツ等々のトリムは、日本でクロスからレザーに素材を変更しているというのがアイコニックの調査結果だ。

残念ながら日本でのブックパックとメンテナンスブックは紛失しているが、クルマのリフレッシュはイギリスのグリーン・アンド・ガレージによって行われ、タイミングベルトやスパークプラグ、すべてのフルードは交換された後、このオーディションに出品されたことは確認されている。搭載されるエンジンは280ps仕様のRB26DETT型。アクティブLSDやATTESA E-TS PROを搭載したことで、その走りにはさらなる軽快感が生み出されている。

イギリスで2006年に整備を受けて以来、現在までの走行距離はわずかに30マイル(約48km)。このモデルは運転するだけでセンセーショナルな気分にさせてくれる1台といえるだろう。ちなみに『ロード&トラック』誌の2019年7月号では、このモデルを評して「期待以上に優れているだけではなく。GT-Rの伝統の頂点に立つかもしれない1台」とレポートされている。アイコニック・オークショネアズが掲げたエスティメート(予想落札価格)は7万~9万ポンド(約1378万円~1771万円)。

だが残念ながら今回のオークションでは落札者が生まれることはなかった。これも後継車となったR34 GT-Rの人気に影響されたところなのだろうか。次回の出品を期待したい。

>>>GT-Rの専門誌「GT-R Magazine」のvol.177を読みたい人はこちら(外部サイト)

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