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謎の「95%透明人間」も見上げたかも!? パサデナ名物の美しいコロラド・ストリート・ブリッジは必見です【ルート66旅_63】

謎の「95%透明人間」も見上げたかも!? パサデナ名物の美しいコロラド・ストリート・ブリッジは必見です【ルート66旅_63】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

111年前にできたコロラド・ストリート・ブリッジ

思い出の地から10マイル(約16km)ほどロサンゼルス方面へ進んだパサデナには、1913年に建設されたコロラド・ストリート・ブリッジが架かっている。当時は世界で最も高いコンクリート橋であり、1936~1940年の間はルート66の一部だった。美しいボザール様式のアーチや手すりは魅力的な観光資源だが、この橋にはあまり嬉しくないニックネームもあったりする。

その名もスーサイド・ブリッジ。建設の工事中に作業員が転落して亡くなっているのに加え、1929年から始まった世界大恐慌では飛び降り自殺者が続出、現在も年に10人ほどがここで自ら命を絶っているという。

もっとも私にとってコロラド・ストリート・ブリッジは、2015年に「95%透明人間」を探した記憶のほうが強い。たまたま近くの知人宅で特にすることもなく過ごしていたところ、謎の「ロサンゼルスに95%透明人間が出現」というニュースが。よく調べてみると目撃されたのはパサデナあたりのようで、散歩中の男性が95%くらい透明な人型の生命体を見たそうだ。どうやってパーセンテージを算出したかはともかく、ヒマを持て余していた私たちはそのネタに飛び付き、ドライブがてら「捕まえに行こうぜ!」となった。

それはさておき、コロラド・ストリート・ブリッジの下に行ったのはこのときが初めて。最も高い部分で地上から約50mあるらしく、自殺の名所になるのも納得のロケーションだ。ただし翌年には飛び降りを防止するフェンスが設置されたそうで、Googleマップを見る限り趣きが損なわれたように感じてしまうが、マイナスなイメージを払拭するためには仕方のないことなのだろう。

パサデナを抜ければ大都市ロサンゼルスはもうすぐだ。ダウンタウンを通るルート66に近い映画のロケ地、そして郊外のミュージアムふたつに立ち寄ってみたい。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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