快適に走れるように組んだエンジン
エンジンは、信頼性という理由から定番のL28型改3.1L仕様を搭載する。このユニットならばすでに熟成の域に達しているので、油温と水温の管理さえしっかりすれば、ストリートでは何ら問題は起きない。福池さんと仲良しの旧車乗りも同じ仕様に乗っていることからも実証済みだったので、この仕様に決めたと話してくれた。
特別攻めるパワー志向ではないが、ハイカム、ポート研磨といった高効率化を計ったエンジンは、アクセルを踏み込むとメカチューンらしいサウンドでスピードが速い。とくに回転の上昇とともに轟くエンジンサウンドがたまらないという。
「旧車はお飾りではなく、乗って楽しむクルマです」
と話す福池さん。今のところスタイルに不満はなく、エンジンも気持ちよく回り、サスペンションも乗り心地が良くて大満足。飽きるまでは現状維持で楽しみ、走行中に気づいた点を少しずつグレードアップさせていくということだ。
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