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スズキ「ジムニー」を思い切ってリフレッシュ! 山小屋ライフには欠かせない相棒をカスタムするメニューを紹介【おとなの山遊びVol.25】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • ルーフの塗装が剥がれているのは、ドローンからの写真で気付いた。全塗装を決めた一因
  • ボンネットの塗装も剥げてきた。どうせ後期フェイスにするならカーボン製へ交換することに決めた
  • 最初から付いていた凹み。最初はどうでもよかったが愛着が湧くにつれて気になり始めた
  • 同じく助手席のドアにも最初から凹みが。全塗装するついでにひととおり修理してもらう
  • ヘッドライトも小傷が多い。磨けばキレイにはなるかもしれないが、イメチェンを兼ねて社外品に
  • 1~3型のボンネットはグリルと一体。嫌いなデザインではないが今回は4型~のフェイスに変更
  • ボンネットは純正の中古でいいかと思ったが、カーボン製がそこそこ安かったので購入
  • ボンネットのキャッチは要変更。顔面のチェンジに必要な純正パーツはおそらくこれだけ
  • ヘッドライトを今風にしたのでテールレンズも。前後の合計で価格は約3万5000円ほどだった
  • 知人から譲ってもらったリアスポイラーも取り付ける予定。見た目がちょいスポーティに
  • 購入したときの価格は25万円。2型とやや古いが街乗りにしか使われていなかったようだ
  • 2020年9月6日に納車された山遊びの相棒。こいつのおかげで冬も安心して森へ行ける
  • 部品がすべて揃ったのでボディショップへ入庫。生まれ変わった相棒との再会が楽しみだ

愛着がどんどん湧いてくるジムニーをカスタム

筆者がコロナ禍よりスタートさせた山遊び。その相棒として活躍しているのがスズキ「ジムニー」です。悪天候などでも頼もしい存在ですが、車齢が25年と各部がお疲れ気味。そこで、思い切って外装のリフレッシュをすることに。今回のイメージチェンジのメニューを紹介します。

思い切ってオールペンとなど外装リフレッシュに着手

前回からだいぶ間が空いてしまったが、森の開拓は順調に進行中。夢だったログハウス建設と同時に着手したのが、山遊びのために買ったスズキ「ジムニー」のお色直しだ。たまたま安く出ていたJB23の2型を購入して4年、リフトアップやウインチなどひととおり手を入れ、森へ行くときの相棒として活躍してくれている。

ジムニーの外観

しかしながら車齢はもうじき25年に迫り、外装の劣化が気になるようになってきた。フレームや下まわりに錆はなく専門店でも「ボディは極上です」と言われるものの、紫外線や熱でやられたのかルーフとボンネットは塗装がだいぶ大きく剥がれており、購入したときから付いていた各部の凹みも今となってはみすぼらしく感じてしまう。

ジムニーでしか行けない冬も乗り切ったことだし、この際まとめてリフレッシュすることを決めた。もうひとつのオモチャであるスズキ「カプチーノ」もお世話になった、技術も人柄も信頼しているボディショップに作業を依頼し、鈑金とあわせて現行ジムニーのグレーに全塗装することに。

同じシルバーではあまりイメージチェンジした感がなく、かといってエンジンルームまで塗るほどの予算はない。その点グレーならボンネットを開けても違和感が少なく、そして純正色だけに後からの補修も面倒ではないはずだ。

思い切ってフェイスチェンジも敢行

もうひとつは社外品のヘッドライト。今のノーマルは細かい傷が無数に付いているため、雰囲気を変えるためイマドキのデザインに変更し、ついでにバルブもLEDまたはHIDにしたいと考えた。

リサーチするとヘッドライトは数え切れないほどの社外品が存在し、適合もほとんど「JB23系」とだけ書いてあり1~10型の区別はない。自分のジムニーは2型でいわゆる「ガイコツ顔」だが、ボンネットとグリルを交換すれば後期フェイスになる? ジムニーを何台も乗り継いでいる知人に聞いたところ大正解で、ほかに必要な純正パーツはボンネットのキャッチ程度とのこと。今の顔面も決して嫌いではないものの、せっかくの機会だし交換するのもアリだ。

グリルはカーボン転写タイプを数千円で入手し、軽量なカーボン製のボンネットも見つかった。すると件の知人が「JB23用かわからないけど、装着できそうな形のリアスポイラーがあるよ」と。

すぐさま彼を訪ねて合わせてみるとドンピシャで、どうせ使わないからとのことで無料でいただいた。パーツ代はヘッドライトやテールレンズを足して約12万円、イメチェンの度合いを考えれば十分に許容範囲といえる。

買ったときはこんなに愛着が湧くと思っておらず、安くてオートマなら何でもよかったはずのジムニー。ところが森の開拓がライフワークのひとつになるにつれ、遊びに欠かせない相棒として愛着と存在感が増してきた。オイル上がりが顕著になったエンジンをはじめ、手直しすべき部分はまだ残されているが、これから先も10年20年と付き合い続けたい!

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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