愛着がどんどん湧いてくるジムニーをカスタム
筆者がコロナ禍よりスタートさせた山遊び。その相棒として活躍しているのがスズキ「ジムニー」です。悪天候などでも頼もしい存在ですが、車齢が25年と各部がお疲れ気味。そこで、思い切って外装のリフレッシュをすることに。今回のイメージチェンジのメニューを紹介します。
思い切ってオールペンとなど外装リフレッシュに着手
前回からだいぶ間が空いてしまったが、森の開拓は順調に進行中。夢だったログハウス建設と同時に着手したのが、山遊びのために買ったスズキ「ジムニー」のお色直しだ。たまたま安く出ていたJB23の2型を購入して4年、リフトアップやウインチなどひととおり手を入れ、森へ行くときの相棒として活躍してくれている。
しかしながら車齢はもうじき25年に迫り、外装の劣化が気になるようになってきた。フレームや下まわりに錆はなく専門店でも「ボディは極上です」と言われるものの、紫外線や熱でやられたのかルーフとボンネットは塗装がだいぶ大きく剥がれており、購入したときから付いていた各部の凹みも今となってはみすぼらしく感じてしまう。
ジムニーでしか行けない冬も乗り切ったことだし、この際まとめてリフレッシュすることを決めた。もうひとつのオモチャであるスズキ「カプチーノ」もお世話になった、技術も人柄も信頼しているボディショップに作業を依頼し、鈑金とあわせて現行ジムニーのグレーに全塗装することに。
同じシルバーではあまりイメージチェンジした感がなく、かといってエンジンルームまで塗るほどの予算はない。その点グレーならボンネットを開けても違和感が少なく、そして純正色だけに後からの補修も面倒ではないはずだ。
思い切ってフェイスチェンジも敢行
もうひとつは社外品のヘッドライト。今のノーマルは細かい傷が無数に付いているため、雰囲気を変えるためイマドキのデザインに変更し、ついでにバルブもLEDまたはHIDにしたいと考えた。
リサーチするとヘッドライトは数え切れないほどの社外品が存在し、適合もほとんど「JB23系」とだけ書いてあり1~10型の区別はない。自分のジムニーは2型でいわゆる「ガイコツ顔」だが、ボンネットとグリルを交換すれば後期フェイスになる? ジムニーを何台も乗り継いでいる知人に聞いたところ大正解で、ほかに必要な純正パーツはボンネットのキャッチ程度とのこと。今の顔面も決して嫌いではないものの、せっかくの機会だし交換するのもアリだ。
グリルはカーボン転写タイプを数千円で入手し、軽量なカーボン製のボンネットも見つかった。すると件の知人が「JB23用かわからないけど、装着できそうな形のリアスポイラーがあるよ」と。
すぐさま彼を訪ねて合わせてみるとドンピシャで、どうせ使わないからとのことで無料でいただいた。パーツ代はヘッドライトやテールレンズを足して約12万円、イメチェンの度合いを考えれば十分に許容範囲といえる。
買ったときはこんなに愛着が湧くと思っておらず、安くてオートマなら何でもよかったはずのジムニー。ところが森の開拓がライフワークのひとつになるにつれ、遊びに欠かせない相棒として愛着と存在感が増してきた。オイル上がりが顕著になったエンジンをはじめ、手直しすべき部分はまだ残されているが、これから先も10年20年と付き合い続けたい!