サステナビリティ戦略の成功を証明
また、レヴエルトは2年以上の納車待ちが見込まれている。ウラカンについては2024年12月の生産終了までカバーされており、ウルスSEも1年分の生産台数をカバーする注文を受けている。
これらの結果は、ランボルギーニのサステナビリティ戦略「ディレツィオーネ・コル・タウリ・プログラム」の成功を証明するものであり、継続的な脱炭素化に対するランボルギーニの取り組みを凝縮したものである。
2023年に初のフルエレクトリックモデルを予告するコンセプトカー「ランザドール」が披露されたのと同じモントレー・カー・ウィーク2024で、8月16日にウラカンの後継車が発表される。この新しいHPEV(ハイ・パフォーマンス・エレクトリファイド・ビークル)スーパースポーツカーは、ランボルギーニシリーズのハイブリッド化の完成を意味し、クラス最高のパフォーマンスとドライビングエクスペリエンスを実現するハイブリッドシステムと組み合わされた新型ツインターボV8エンジンを搭載する予定である。
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2023年同時期の販売台数は5341台で4%増、売上高は16億2100万ユーロで14.1%増、営業利益も0.4%増といずれも2023年を上回る結果となっている。利益率は3.9%下回ったが、それでも28.2%の高水準である。
とくに注目したいのはレヴエルトで、納期は2年以上。ウルスSEは1年分持っているオーダーバンクである。この受注残の収益率に対する効果は計り知れない。まずはすべて顧客オーダーの受注のため、ディーラーでの在庫販売の必要性や発注部品のミスマッチが起こらない。そして売れているので、一般的な販売奨励金と称されるインセンティブが発生しない。また、販売支援のためのマーケティングに費用を投じる必要がない。単純にこれだけでも大きなお金をセーブすることができる。
すべての自動車メーカーの目指す姿がここにあるが、これを実現できるメーカーは限られ、ランボルギーニがいかに高い商品力を持つブランドであるかをこの数字が証明している。