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マツダ「スクラム」にダイハツ「アトレー」のエンジンを搭載した理由とは? 元2輪ライダーが軽い気持ちで始めた「Kトラワールドシリーズ」で勝利するためでした

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

駆動系と足まわりの強化でコーナリング性能もアップ

エンジンパワーアップに伴って駆動系はクラッチをメタルプレートに交換し、デフはクスコRS機械式LSDをセットすることでタイヤに無駄なくパワーを伝達。ミッションは純正のままだが、ファイナルギアを5.3のローギアに交換して回転上昇を意図的に速め、小気味よくシフトアップできるようにセッティングを出す。その効果は、純正と比較すると各コーナーで1速アップで駆け抜けることが出来て、タイムアップにも効果を発揮したと話す。

また、足まわりはフロントがGTカープロデュース製の車高調キットにリアは逆付けリーフ仕様+強化スタビライザーを装着させた仕様。純正と比べたらロール量はかなり減ったものの、より速く走るためには、もう少し硬い方が好みということで、今後もセッティングも含めて、イジり方は模索中ということだった。

狙うは年間シリーズチャンピオン

軽トラのチューニングについて“かんぴょう”さんはこう語ってくれた。

「流用できるパーツも数多く、また、パーツも安くイジりやすいメリットがあります。元の状態がスポーツ走行とはかけ離れているクルマなので、走りに振った仕様として作り込むと、その変化の大きさに驚き、逆にそこが楽しみにもなります。今ではすっかりクルマ作りにハマってしまって、イジることで良くも悪くもダレクトに現れる効果が面白くてたまらないですね。今後は、このスクラムターボで上位入賞を重ね、確実なシリーズポイント獲得と、年間シリーズチャンピオンを目指します」

ちなみに、2024年は全5戦中すでに2戦を終えて、残り3戦の開催を予定。日程は第3戦9月15日(日)スパ西浦モーターパーク(愛知県蒲郡市)、第4戦10月27日(日)幸田サーキットyrp桐山(愛知県額田郡幸田町)、第5戦12月15日(日)名阪スポーツランドCコース(奈良県山辺郡山添村)ということだった。興味のある方は、まずはギャラリーで観戦しに行ってもらいたい。そこでは世にも珍しい軽トラによる熱きバトルが繰り広げられているのだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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