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タイでは日本車やドイツ車の旧車カスタムがブーム!? ホンダ「シビック」や日産「シルビア」の人気も健在だった「バンコクオートサロン」で目立っていたクルマを紹介します

『ドラゴンボール』の痛車(?)仕様のホンダ シビック。イジり方もガチだった

バンコクオートサロン2024に展示されたクルマたちを紹介

タイ・バンコクの郊外にあるインパクトチャレンジャーホールで2024年6月末に開催された「バンコクオートサロン2024」。メーカーブースも含めて基本的にカスタムカーの展示イベントとなっており、さまざまなスタイルのクルマを見ることができるのは日本と同様です。とはいってもお国が違えばトレンドも違うということで、400台以上も展示されたクルマたちを振り返ってみましょう。

400台を超えるカスタムカーは日本車がメイン

今回の「バンコクオートサロン2024」では、日本から招待されたトップシークレットの日産R35「GT-R」、ヴェイルサイドの「フェアレディZ」、RE雨宮のマツダ「ロードスター」、KUHLのトヨタ「プリウス」などを含めて、合計400台以上のクルマが展示されていた。

その中で多くの割合を占めていたのは、やはり日本車のスポーツモデル。ホンダ「シビック」、トヨタ「86/GR86」、「スープラ」、R35 GT-Rなどの現代のモデルも人気だったが、マツダ「RX-7」や日産「シルビア」といったいわゆるヤングタイマー車の人気も高いようだ。

この傾向に関しては、クルマ自体の人気に加え、タイ生産ではなく日本から新車を輸入する場合、関税などで日本の価格の約3倍になってしまうこともその理由のひとつかもしれない。カスタムパーツに関しても、無限/クスコ/オグラクラッチ/フジツボ/トムスのブースが出展されるなど、日本製パーツの人気の高さは相変わらずだ。

人気のピックアップトラックは見せるカスタムで個性を演出

タイのカスタムシーンといえば、必ず登場するのがピックアップトラック。会場を見る限りでいえば、いすず「D-MAX」とトヨタ「ハイラックス」が2大巨頭といった様子。そのカスタムの傾向としては、ローダウンにエンジンチューニングが主流となっている。

これに関しては、ドラッグレースやサーキットレースでピックアップがフィーチャーされるなど、モータースポーツシーンでの人気が挙げられるだろう。

ただしカスタムに関してはそれらのレース要素に加え、見せるカスタムが加えられているものが多い。とくにエンジンルームに関してはタービンの変更・追加などに加え、メッキやカラーパーツなどで演出されている個体が多かった。

ちなみにピックアップトラックに限らずエアフィルターレスになっているクルマが多いのも、タイのカスタムの特徴のひとつかもしれない。カスタムとしてはローダウンが主流となっているが、今回のショーではルーフテントを搭載したいわゆるオーバーランダースタイルなどのアウトドア仕様も複数台展示されるなど、多様化が図られているようだ。

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日本車にくわえて欧米のモデルも増えつつあるタイのカスタムシーン。街中でも欧米の高級車を見ることが増えてきており、ショー会場でもフェラーリやランボルギーニなどが展示されたほか、フォード「マスタング」やBMW「2002」などの旧車も見ることができた。これらのジャンルも今後、さらに拡大していくことになるのだろう。

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