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ログハウスを水平に建てるのはプロに任せて大正解! 大人の隠れ家での長期滞在には電力が必要…さらにふくらむ欲望とは【おとなの山遊びVol.27】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • ログハウス建築中
  • ログを組んで屋根が上がるといよいよ建物っぽくなる。屋根の角度も大きくしてもらった
  • 床下の工事が完了した段階。思ったより土地が傾いており高さの調整が大変だったそう
  • こちら側がウッドデッキ。沢を見下ろしながらのんびりできる作りは今の小屋を踏襲した
  • ウッドデッキが完成。仲間の力作である沢へ下りる階段のまわりはスペースを空けている
  • 地面に直のテントに比べればマシだが冬は底冷えがキツい。そのため床下には断熱材を敷いた
  • D型にカットしたログを組んだ状態。たしかにすべてツーバイ材よりもガッシリした印象だ
  • 外へオーバーハングさせたロフト。広くなったおかげで寝る以外にも使い道ができそうだ
  • ロフトには換気用の窓をふたつと、彩光用の開閉しないフィックス窓をふたつ付ける予定
  • 沢側のウッドデッキ。手すりは作業中の転落防止用で、いずれ正式な物に交換する
  • 伐採した木の使い道は今後の課題だ。乾燥させてからカットして風呂の小屋でも作ろうか
  • 日当たりが良好な屋根。ソーラーパネルでの発電が捗りそうだ。電力の自給も夢ではない?
  • ウッドデッキ側から見るとこのような感じに。左手のログをカットした部分にドアが入る予定だ

いよいよ理想のログハウスが完成間近

筆者がコロナ禍にスタートさせた山遊び。自分の城を設けるべく、ログハウス建築をすることに。必要な資材などを揃え、いよいよ満を持して組み上げへ。形になっていく様子は見ていてワクワクするもの。作業工程の一部をレポートします。

組み上げはまるでプラモデルのよう

記録的な雪の少なさだった2023年~2024年シーズンの冬。いつもは12月から4月の中旬までスノーシューを履いて歩いていくしかない秘密基地も、3月の上旬にはすっかり雪が解けて予想より早くログハウスの建築が始まった。

春先の時点で、梅雨は作業できない日も多いだろうし完成はお盆頃かと考えていたが、この様子なら梅雨の前に塗装を含め外側はすべて完成できるだろうと推測。本当は平日も顔を出して細かく撮影するはずだったが、ありがたいことに自分も春先から仕事に忙殺され続け、工事が休みの土曜か日曜に足を運ぶ程度になっていた。

まずは基礎の上に束石や大引や際根太など、いわゆる床下に相当する部分を作っていく。開拓を始めたばかりの頃に自分たちで倉庫を建てたのだが、そんな狭いスペースでも水平を取るのはなかかな大変だった。

今回はウッドデッキを含めると面積はさらに広く、この時点でプロに任せたのは正解だったと痛感。建物の床は屋根をかけた後に張るそうで、次はこだわったL字型のウッドデッキだ。

今の小屋もふたりで使う分には十分なサイズだが、シャワーテントを広げるとやや窮屈に感じてしまう。そこで新しいログハウスは縦横とも1mくらい大きくしつつ、沢のほうへL字型にまわり込ませるように設計してもらった。当面は一番奥に小さな倉庫を設置するが、将来は拡張して風呂を作りたいとも思っている。

ウッドデッキが完成したらいよいよログの組み付けだ。すでに仮組みは済ませているのでプラモデルのようにサクサク進み、ログとログの間は虫が入らないよう入念にコーティングしてもらった。

また秘密基地がある場所は冬にマイナス10℃を下まわる日もあり、防寒のためにも隙間は徹底的に塞がないと後で苦労する。ログを組んで感じたのはプロからの助言で変更した、外へ少しオーバーハングさせたロフトによる恩恵だ。

ロフトを広く使えるだけでなく、そして室内の圧迫感もほとんどない。屋根を含めると1m以上はせり出すので、雨が当たらない軒下も広くなる。今回は予算の都合で計画のみで終わったが、こちら側にウッドデッキを広げるのもアリだ。

ついに形が見えてきた!

そして屋根がかかるといよいよ建物らしくなってきた。ロフトのデッドスペースが少ない片流れ屋根は予定どおり、そして雪が滑り落ちやすいように傾斜はそこそこ大きく。余談だがあたりの杉をごっそり伐採したおかげで、屋根は日当たりがだいぶよくなると見込んでいる。今までは電力をポータブル電源に頼っていたが、これならソーラーパネルの発電で賄えそうだ。

屋根の様子

真夏の昼でも気温は27℃くらいなので、消費電力の大きいエアコンは不要な環境。パネルの枚数や蓄電池の容量は意外に少ないかも。とはいえそこまで手をかけるなら、当初の予算では収まりそうにない。しばらくは現在と同じくポータブル電源を持ち込むか、追加の予算を捻出してすぐ電気を使えるようにするべきか。

今から数十万円の出費はたしかに痛いが、コンセプトである快適な長期滞在には電力は必須。電気が使えれば冷蔵庫も置けるし梅雨時は扇風機を回しっぱなしにもできる。さらに防犯カメラの乾電池が切れるといった心配からも解放されるなど、メリットは数え切れない。いずれ必ず出ていくお金だからと割り切って最初にやってしまうべきか、2025年の春あたりの導入を目標に節制し貯蓄に励むべきか少し考えてみよう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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