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首都高で一目惚れ…手に入れて23年、アルファ ロメオ「ジュニアZ」オーナーが語る「ノーカー・ノーライフ」なイタリア車生活の実践を紹介します

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • アルファ ロメオ ジュニアZ:1600cc版は1972年に登場。1300cc版よりもレアで、402台しか生産されていない
  • アルファ ロメオ ジュニアZ:アンサのマフラーを装備。ショックアブソーバーはコニをチョイスしている。スプリング、ブッシュ、ダンパーは5~6年前に刷新
  • アルファ ロメオ ジュニアZ:ホイールはオリジナルのカンパニョーロ。当時、イタリアではカンパニョーロがオプションとして用意されていた
  • アルファ ロメオ ジュニアZ:ステアリングはモモ ザガートデザイン。メーターが何周しているのか不明とのことだが、現在表示されている総走行距離は6万2000km
  • アルファ ロメオ ジュニアZ:オリジナルのシートを装備。このデザインが標準だ。高松さんの手元に来てから一度表皮を張り替えている
  • 1973年式のアルファ ロメオ ジュニアZとオーナーの高松良雄さん。「クルマは無いと困る。人生に必要なもので、ノーカー・ノーライフ」ともコメントしてくれた
  • アルファ ロメオ ジュニアZ:常磐自動車道で発生したエンジンブローによって、オリジナルの1600ccから1750ccに載せかえており、元に戻したいそうだ
  • アルファ ロメオ ジュニアZ:カロッツェリア・ザガートのデザイナーだったエルコーレ・スパーダの代表作のひとつ

23年間乗っているアルファ ロメオ「1600ジュニアZ」

2024年4月14日(日)、埼玉県行田市の古代蓮の里で開催されたアルファ ロメオのミーティング「カフェ・ド・ジュリア2024」で、高松良雄さん(62歳)が乗ってきた愛車は1973年式の「1600ジュニアZ」です。オーナー歴23年の高松さんは、ほかにもアルファ ロメオ「ジュリエッタ コンペティツィオーネ」を所有し、イタリア車ライフを満喫しています。

わずか402台のみ生産された希少車

毎年、春に開催されているアルファ ロメオのミーティング「カフェ・ド・ジュリア」。2003年の第1回目から、参加対象車両となるアルファ ロメオ「ジュリア」シリーズ(105/115系)のオリジナル度を重要視してきた。そのため、仮ナンバー車および違法改造車での参加は不可となっている。

当イベントを主催しているクラブ・ビッシオーネは、1990年に発足。以来、年数回のツーリング、会報の発行、新年会などといった会合の実施をおもな活動内容としつつ、2003年からはカフェ・ド・ジュリアの企画、運営も重要な責務となっている。

2024年4月14日(日)、埼玉県行田市の古代蓮の里で開催された「カフェ・ド・ジュリア2024」は車両を展示するタイプのミーティングなので、会場内に並べられたジュリア・シリーズは最初から最後までずっと置かれたままとなる。無料で見学できる会場内に105/115系のクーペ、ベルリーナ、スパイダーが並んでおり、各モデルの佇まいやディテールの違いなどをチェックすることができる。そのため、見学者の中にはオーナー予備軍も多い。会場内を巡り、ノーマルのよさを理解しているオーナーに105/115系の魅力を伺ってきたので、紹介しよう。

「ジュニアZを初めて見たのは1982年のことで、オートバイで首都高を走っていたら前に入ってきたんですよ。そのときの感動を忘れることができず、1600ジュニアZを買ってしまいました。手元に来てから2024年で23年目になります」

そのように話してくれた高松良雄さん(62歳)の愛車は1973年式の「1600ジュニアZ」。1969年に登場した1300cc版の生産台数が1108台だったのに対し、1972年デビューの1600cc版は402台しか生産されていないので、より稀少なアルファ ロメオということになる。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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