エンジン以外はオリジナル状態を保つ
高松さんは、カロッツェリア・ザガートのデザイナーだったエルコーレ・スパーダの代表作のひとつであるジュニアZを手にする前には、1600ccエンジンの咆哮を堪能できるアルファ ロメオ「ジュリア スプリントGT」に乗っていた。ジウジアーロ・デザインの段付きクーペからザガート・デザインの2ドアスポーツカーに乗り換え、さらに現在は足グルマとして2012年式のアルファ ロメオ「ジュリエッタ コンペティツィオーネ」を愛用。濃い目のイタリア車ライフを満喫しているのであった。
「2016年に増車したジュリエッタが日常で使えるクルマなので、ジュニアZは旧車イベントに参加する際に乗ったり、スタイリッシュなエクステリアデザインを眺めたりして癒されています。
以前、常磐自動車道を走っているときにエンジンブローしてしまい、自分たちで載せかえたことがあるんですよ。そのときに1750ccエンジンを積んでしまったので、いつの日にかノーマルの1600ccに戻したいと思っています。いまのところ“想”談中ですね」
トラブルが発生したことでエンジンを載せかえてしまったが、その他の部分はいまでもオリジナルをキープしているので、この状態を末長く維持していきたいそうだ。購入時の段階で各部がオリジナルだったそうなので、高松さんのジュニアZは資料的な価値が高い1台だといえる。
友人が参加していたので高松さんもエントリーするようになったカフェ・ド・ジュリアで、愛車をギャラリーに披露するのは今回で5回目。いつまでも参加したいと話してくれたので、オリジナルのジュニアZを確認したい人は、次回のミーティングでチェックしてみるといいだろう。
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