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首都高で一目惚れ…手に入れて23年、アルファ ロメオ「ジュニアZ」オーナーが語る「ノーカー・ノーライフ」なイタリア車生活の実践を紹介します

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

エンジン以外はオリジナル状態を保つ

高松さんは、カロッツェリア・ザガートのデザイナーだったエルコーレ・スパーダの代表作のひとつであるジュニアZを手にする前には、1600ccエンジンの咆哮を堪能できるアルファ ロメオ「ジュリア スプリントGT」に乗っていた。ジウジアーロ・デザインの段付きクーペからザガート・デザインの2ドアスポーツカーに乗り換え、さらに現在は足グルマとして2012年式のアルファ ロメオ「ジュリエッタ コンペティツィオーネ」を愛用。濃い目のイタリア車ライフを満喫しているのであった。

「2016年に増車したジュリエッタが日常で使えるクルマなので、ジュニアZは旧車イベントに参加する際に乗ったり、スタイリッシュなエクステリアデザインを眺めたりして癒されています。

以前、常磐自動車道を走っているときにエンジンブローしてしまい、自分たちで載せかえたことがあるんですよ。そのときに1750ccエンジンを積んでしまったので、いつの日にかノーマルの1600ccに戻したいと思っています。いまのところ“想”談中ですね」

トラブルが発生したことでエンジンを載せかえてしまったが、その他の部分はいまでもオリジナルをキープしているので、この状態を末長く維持していきたいそうだ。購入時の段階で各部がオリジナルだったそうなので、高松さんのジュニアZは資料的な価値が高い1台だといえる。

友人が参加していたので高松さんもエントリーするようになったカフェ・ド・ジュリアで、愛車をギャラリーに披露するのは今回で5回目。いつまでも参加したいと話してくれたので、オリジナルのジュニアZを確認したい人は、次回のミーティングでチェックしてみるといいだろう。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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