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ユーノス「ロードスター」など国産車を乗り継ぎ「アルファ ロメオ沼」へ…旧車イベントで前オーナーに出会えたという「ジュリア スーパー1.3」との付き合い方は?

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:2022年10月の車検時にブッシュ類を交換していることもあり姿勢がいい。サスペンションとブレーキは購入時のまま
  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:ピンクっぽい外装色のアルファロメオは珍しいが、ジュリア スーパーのエクステリアデザインによく合っている
  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:オーナーの小山 聡さんにとって「クルマは人生の友」。いまのところ増車の予定はないそうだ
  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:インテリアもノーマルの状態をキープ。ステアリングホイールの色合いがボディカラーとマッチしている
  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:シートの状態は良好
  • 1973年式のアルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3とオーナーの小山 聡さん
  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:2023年にセミオーバーホールを実施したエンジンは完調そのもの。ノーマルのマフラーを組み合わせている
  • アルファ ロメオ ジュリア スーパー1.3:ピンク味のあるボディカラーが特徴

キャッチコピーは「風がデザインしたクルマ」

1965年に誕生したアルファ ロメオ「ジュリア スーパー」は、開発段階で風洞実験を取り入れた結果、空気抵抗係数は0.34と当時としては卓越した数値を達成します。発売時には「風がデザインしたクルマ」というキャッチコピーでその空力ボディがアピールされました。今回は、そんなジュリア スーパー1.3を相棒とするオーナーに話を伺いました。

愛車遍歴は国内外問わず珠玉のラインアップ

2024年4月14日(日)、埼玉県行田市の古代蓮の里で開催されたアルファ ロメオ「ジュリア」のミーティング「カフェ・ド・ジュリア2024」に参加していた小山 聡さん(60歳)の愛車は、1973年式の「ジュリア スーパー1.3」。以前はFF車のアルファ ロメオを所有していたという。

「アルファ147 2.0 ツインスパーク セレスピードと、156 2.5 V6のQシステムを乗り継いだことでアルファ ロメオの旧車に興味を持ちまして、4年前にジュリア スーパー1.3を購入しました。クラシックモデルは、FF車とは異なる魅力を有する楽しいクルマです。一番思い出深いエピソードは、ある旧車イベントに現在の愛車を展示したときに、前のオーナーさんと出会えたことです。このような経験ができるのも旧車ならではですね」

現在は2017年式のルノー「トゥインゴGT」も愛用し、ジュリア スーパー1.3との2台体制を楽しんでいる。そして小山さんに愛車遍歴を伺うと、魅力的な車名ばかり登場する珠玉のラインアップだった。

「中古で買ったホンダの初代アコードおよび初代プレリュード、新車でフォード初代フェスティバ、ユーノス ロードスター、スバル初代インプレッサを乗り継ぎました。その後、プジョー 205の中古、306の新車を買いました。それから中古のアルファ ロメオ 147、156、ホンダ シビックを経て、トゥインゴGTを購入しました」

オリジナル状態を維持

ピンク味のあるボディカラーが特徴のジュリア スーパー1.3は、休日のドライブや旧車イベントを楽しむ際の相棒として活躍中。現在の総走行距離は9万400kmだ(ひと回りしているかもしれないが……)。

「購入時点で比較的ノーマルの状態だったので、これからもできるだけオリジナル状態を維持しようと思っています。カスタムする資金が無い、というのがノーマル志向になっている主な理由ですが(笑)、2023年にエンジンをセミオーバーホールしました。少しギアの入りが渋くなっているトランスミッションはそのままですが、サーモスタットとオルタネーターは交換しました。

ノーマルの105/115系ジュリアが揃うイベントはカフェ・ド・ジュリアくらいで、素晴らしいイベントだと思います。また参加します」

今後のプランを伺ったら、

「経年劣化でダメになったところを順次リフレッシュしていきたいです」

と話してくれたので、小山さんのジュリア スーパー1.3は年を重ねるほどコンディションが良くなっていくはずだ。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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