想像以上にクラッチが軽くて、下からのトルクもあってビックリ
なんだかAE86を思い出した内外装であったが、実際にセリカXX 2000GTに乗ってみると佐々木さんからそのようなコメントはなく、しっかりと当時のそれぞれのスポーツカーの違いを感じ取っている様子だった。
「想像以上にクラッチが軽くて、下からのトルクもあってビックリしました。とっても乗りやすいクルマですね。トルクがフラットでクセがない感じなのですが、音は直6らしい響きで、なんだか当時の高級車って感じがしますね」
そしてワインディングでは、車重の軽さを実感しているようであった。
「フラットなトルク特性からは想像もできないほど、ちょっと驚くくらいキビキビした動きですね。車重が軽いのもあるのかな? 今日一緒に乗った70スープラと比べると、足まわりはちょっと固めな印象ですけど、ハネるというか、もっとしなやかに路面を掴む感じがあった方がいいなぁと思いました。あとトンネルに入ってリトラを操作するのは、色んな旧車に乗ってきた今でもワクワクします! なんだかボディから変形して動くってロマンありません?」
なお、このセリカXXのサスペンションはエナペタル製に変更されているが、70スープラとの違いを感じたのはサスペンションの構造にありそうだ。セリカXXはフロントストラットのリアセミトレーリングアーム式、スープラは前後ともダブルウィッシュボーン。このあたりの進化は、1980年代から1990年代の技術の移り変わりを感じるポイントでもある。
佐々木藍咲選手のトヨタ 2代目 セリカXX 〇と×
好きなポイントは?
「内装の雰囲気ですね! とくにメーターとワインレッドのカラーがお気に入りです!」
マイナスポイントはある?
「エンジンサウンドがちょっと普通な感じなので、エキマニを変えてもっとスポーティな雰囲気の音にしたいです!」
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今回試乗したVintage Club by KINTOのセリカXXは、2024年7月10日(水)~9月29日(日)の期間中はトヨタカローラ静岡・静岡店で実際にレンタルが可能となっている。ちなみにクーラーもしっかり効くのでご安心を。気になった人はVintage Club by KINTO公式サイトをチェックしてみよう。
https://vintage.kinto-jp.com/
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