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「和製エアストリーム」は1815万円から! 航空技術を取り入れた一生モノのアルミトレーラー「グローバー」なら納得のお値段です

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • グローバー:サイズは全長6401mm×全幅2300mm×全高2691mm
  • グローバー:芸術品のような機能美を感じるスタイリング
  • グローバー:内装は木材をふんだんに使いながら、高級感のある空間を生み出した
  • グローバー:生活に必要なキッチン、ベッド、テーブル、ソファなどの快適装備をひと通り備える
  • グローバー:ゆとりのあるベッドを備える
  • グローバー:コの字のソファを備える
  • グローバー:なめらかな曲線が美しいインテリア
  • グローバー:基本的にインテリアはオーダーメイドで自由自在
  • グローバー:機体用アルミ合金板をアルミ製リベットで接合。高強度で美しい外観はグローバーの特徴だ
  • グローバー:機体用アルミ合金板をアルミ製リベットで接合。高強度で美しい外観はグローバーの特徴だ
  • グローバー:フレームは航空機と同じ耐久性を備えたアルミ製で、機体製造に精通する技術者たちが設計した
  • グローバー:航空機の技術を用いて製作された。じつはロケットの設計技術者もグローバーの製作に携わっている
  • グローバー:ダウンライトや間接照明を効果的に使って居心地の良さを演出
  • グローバー:室内空間にあわせて丸みのあるデザインの棚を装備
  • グローバー:国内の航空機製造関連企業の技術を投入して生まれた。航空機マニアにとっても見逃せないモデルだ
  • グローバー:シール加工を採用し、航空機の機体の組み立て技術を活かしている
  • グローバー:まるで高級ホテルのような空間を持つキャンピングトレーラーだ
  • グローバー:トレーラーハウスとして使用できるように強度計算が繰り返し行われ、快適性や安全性が追求された

メイド・イン・ジャパンのトレーラーが誕生

光り輝く銀色の姿に誘われて向かった先にあったのは、アルミ製のスタイリッシュでカッコいいトレーラー。このタイプのトレーラーでは、1931年にアメリカ・カリフォルニアにおいてワーリー・バイアムが生み出した「エアストリーム」がもっともよく知られた存在です。この丸みを帯びたアルミボディトレーラーを手がけたのは、両備ホールディングスという日本の会社で、その名は「GlobeR(グローバー)」。メイド・イン・ジャパンのトレーラーを紹介します。

航空機技術を取り入れて製作

グローバーの仕上がりを見る限り、和製エアストリームといった印象を強く受ける。本家エアストリームとの大きな違いは、このグローバーは長距離旅を楽しむトレーラー機能はもちろんのこと、定置ハウスとしての活用も考えて設計されている点にある。

設計については、元祖アルミボディトレーラーであるエアストリームが航空機のセミモノコック構造を採用するのと同じように、このグローバーも航空機の技術を用いて製作された。全体を覆うフレームは機体製造に精通する技術者が設計に携わり、高度な加工技術を使って骨格を成形。そのためフレーム剛性はとても高く、強靭であることはもちろん、耐久性にも優れた技術が注がれている。全体を覆うアルミ合金板は航空機にも使用される同素材のパネルを使用し、アルミ製リベットで美しく接合される。高強度でありながら、見た目も美しい外観を完成させた。

デザインは、R形状を活かしたミニマルデザインがスタイリッシュな仕上がりとなっている。余分な装飾を無くしたシンプルなアルミボディは、フロントもリアもコーナー部をR形状とすることで、独創的な外観デザインがさらなる魅力を引き出している。

このボディには、一番外側を覆うアウターリムのような枠がかぶさっている。これは航空機の主翼に装着するフェアリングに似せたデザインとして取り入れ、その素材は航空機の主翼に使用される部材を採用。航空機の技術を取り入れて製作されたグローバーならではの特徴だ。この枠の内側には電気系配線などが通り、外観をシンプルにスマートに見せるためのカバー的な役割もあるという。

航空機の技術を採用した箇所はほかにもあり、飛行機に詳しい人なら窓を見ればわかるだろう。ここにはシール加工を用いて、過酷な使用環境下でも耐えられるように工夫している。この特殊加工によって、長期間の使用においての信頼性も確保する。

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