インテリアはオーダーメイドで自由自在
インテリアは、やさしい温もりと癒しの香りが漂う檜(ヒノキ)を内張全体に配置。備え付けの家具類もR形状でデザインされている。家づくりのプロである大工の技術で仕上げられた心地よいインテリア空間には、生活に必要なキッチン、ベッド、テーブル、ソファなどの快適装備をひと通り備える。また、ダウンライトや間接照明を効果的に使って居心地の良さも演出。そのデザイン性の高さは、高級ホテルやお洒落な別荘といった雰囲気を醸し出し、優雅な旅を想像させてくれる。
このグローバーは定置ハウスとしても使える設計とあって、インテリアのコーディネートは基本的にオーダーメイドで自由自在。そのためタイニーハウスや事務所など、オーナーに応じた使い方が可能だ。
国産キャンピングトレーラーはコンパクトなモデルが多いが、このグローバーは迫力あるスタイリングの大型国産キャンピングトレーラーとして存在感を放っていた。航空機の技術を用いて生まれたトレーラーだけに、タフな作りであることは見逃せない。使い続けることで味が出て、ヴィンテージ風トレーラーとしても注目されるに違いない。
考え尽くされたグローバーは、まさに一生物のモデルといえるだろう。そして、グローバーの気になる価格は、就寝人数4名の設計でサイズは全長6401mm×全幅2300mm×全高2691mmの展示車の場合、本体価格は1815万円(消費税込)。この金額をどのように捉えるかは人それぞれだが、航空機技術をふんだんに注いだメイド・イン・ジャパンのアルミボディトレーラーともなれば価格が高いことは当たり前。もし叶うものなら、牽引免許不要のもう少し小さいタイプもラインアップに加わわると嬉しいのだが……。