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ついに3755キロに及ぶマザー・ロードの西の端、サンタモニカに到着! 太平洋を望む桟橋でたそがれるのは至上のひと時です【ルート66旅_65】

ついに3755キロに及ぶマザー・ロードの西の端、サンタモニカに到着! 太平洋を望む桟橋でたそがれるのは至上のひと時です【ルート66旅_65】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

  • 夜になれば美しいネオンサインで彩られるサンタモニカ・ピアのアーチ。右奥には同じくライトアップされた遊園地の観覧車が見える
  • サンタモニカ・ピアはロサンゼルスに近い人気のスポットだけあって、昼夜を問わず大勢の観光客でにぎわっている。駐車場もそこらじゅうにあるので安心だ
  • サンタモニカ・ピアの桟橋の前方から振り返って。観覧車やジェットコースターが海上にあるのが分かる。レストランもよりどりみどりで食事にも困らない
  • サンタモニカ・ピアの桟橋の先端は釣りの人気スポットでもあるようだ。また運がよければすぐ目の前までイルカやアザラシたちが近寄ってくることもある
  • ルート66を旅しながら暮らしたアーティスト、ボブ・ワルドマイヤーの功績を称えた展示。彼の味があるイラストは記念品にも最適だろう
  • 日本の太平洋側で暮らす私にとっては、海に沈む夕日というだけで新鮮な気分だ。右の奥にうっすらと見える陸地はマリブだろうか?
  • サンタモニカ・ピアの桟橋の上にある遊園地は「パシフィック・パーク」という名前。1996年に開業し、乗り放題のチケットは大人が50ドルで子どもが30ドル
  • オーシャン・アベニュー沿いに細長く広がるパリセイズ・パーク。ウィル・ロジャース・ハイウェイの記念碑を探しながら散策しよう
  • 俳優やコメディアンとして今も高い人気のウィル・ロジャースは、事故で亡くなる前年に世界一周の旅を成就させたことでも知られる
  • ピア入口のゲートから5分ほど歩くと写真の記念碑が見つかるはず。目を止めて撮影している人がいれば確実にルート66ファンだろう
  • ミュージシャンやダンサーを筆頭に、サンタモニカ・ピアの桟橋には大勢のパフォーマーがいる。楽しんだり撮影させてもらったらチップを忘れずに渡そう
  • サンタモニカ・ピアで夕暮れの海を眺めてたそがれるふたり。私も東のシカゴからルート66を走るときは、できる限り日没の少し前に到着できるように調整する
  • 夕闇が迫ったサンタモニカ・ピア。この看板がゴール地点と思っている人も多いけど、実際はピアより2ブロック東に戻った交差点だ

シカゴから西を目指した旅の終点はカリフォルニア州サンタモニカ

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。シカゴから西に向かってカリフォルニアへ向かい、ついに終点のサンタモニカに到着です。旅人を迎えてくれる絶景スポットと、ルート66ファンならぜひ立ち寄りたいスポットを紹介します。

太平洋を望む屈指の観光地、サンタモニカ・ピア

イリノイ州シカゴから始まった、アメリカの母なる道を辿る旅。北方領土を含む日本の全長を超える3755kmを駆け抜け、いよいよ終点のカリフォルニア州サンタモニカに到着だ。

ルート66を走る旅人のほとんどがゴールと定めるのは、屈指の観光地であり太平洋を望むサンタモニカ・ピア。桟橋には「End of the Trail」の標識が立ち、眼前にはルート66で初めての大海原が広がる。長旅を締めくくるには最高のロケーションだが、じつは地図における本当の終点はここじゃない。サンタモニカ・ピアの入口から2ブロック東に戻ったところにある、オリンピック・ブルバードとリンカーン・ブルバードの交差点で、シカゴと同じく西を向いた側は「END」の看板が掲げられており、東向きは「BEGIN」の看板で西側の起点であると示している。ただし路駐できるスペースはなく交通量も多いので、写真を撮るなら近くの駐車場を利用するのが無難だ。

いずれにせよ海沿いまでほんの少し足を伸ばしたほうが、旅の終わりに相応しい情景と出会えることは間違いない。サンタモニカ・ピア周辺の有料駐車場にクルマを停め、国内外の観光客で夜遅くまでにぎわう桟橋を歩いてみよう。歩行者専用のエリアに入ってすぐ目に止まるのは、前述した「End of the Trail」と記された白い標識。左右に並ぶレストランやギフトショップを横目に桟橋の先端へ進むと、釣りを楽しむ人や双眼鏡を片手にイルカやアザラシを探す人が大勢いる。

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