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ついに3755キロに及ぶマザー・ロードの西の端、サンタモニカに到着! 太平洋を望む桟橋でたそがれるのは至上のひと時です【ルート66旅_65】

ついに3755キロに及ぶマザー・ロードの西の端、サンタモニカに到着! 太平洋を望む桟橋でたそがれるのは至上のひと時です【ルート66旅_65】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

夕方の太陽と空はまさしく絶景

私がオススメする時間帯はなんといっても日没が迫りつつある夕方で、太平洋へ沈んでいく太陽と鮮やかなオレンジに染め上げられた空は、マザー・ロードを走り終えた達成感と旅が終わる寂寥が入り混じり、毎度ながら涙が出そうなほどの感慨でしばし立ち尽くしてしまう。夜の帳が訪れても桟橋のにぎやかさは変わらず、ジェットコースターの音や子どもたちの遊び声、煌びやかなネオンサインで彩られたままだ。

ちなみにピアの建設がスタートしたのは1909年、ルート66が開通するよりだいぶ前だったとのこと。コロナ禍の最中は例に漏れず営業を休止していたそうだが、無事に再開し年中無休で営業時間は6~22時となっている。

ルート66ファンなら外せないスポットも

桟橋の上だけでも十分に楽しいしルート66グッズの買い物もできるが、オーシャン・アベニュー沿いのパリセイズ・パークも散策してほしい。サンタモニカ・ピアの入り口にあるアーチから徒歩5分、歩道から近くの芝生に古い記念碑を見つけられるはずだ。それがルート66の別名である「ウィル・ロジャース・ハイウェイ」の名を刻んだ銘板で、ウィル・ロジャースとは1879年に生まれ俳優やコメディアンとして活躍した人物。彼がアラスカ上空で1935年に飛行機の事故で不慮の死を遂げた17年後、ルート66協会によりウィル・ロジャース・ハイウェイが別名と認められた。

東の起点であるシカゴは年代によって異なる3カ所のスタート地点をすべて歩くのが恒例。対して西側の起点はオリンピック・ブルバードとリンカーン・ブルバードの交差点、桟橋の先端とウィル・ロジャースの記念碑をすべて訪ねるのが私のルーティーンだ。

* * *

65回まで続いたこの連載も次でフィニッシュ。実際にルート66を走るときの注意点やありがちな誤解、全線走破に必要な日数やおおよその費用などをまとめてみたい。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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