クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • リトラクタブルライト車が九州に100台大集合! 2回目を迎えた「リトラジャム」は台数も増加して全国規模でファンが増殖中…参加車両をお見せします!
CUSTOM
share:
リトラクタブルライト車が九州に100台大集合! 2回目を迎えた「リトラジャム」は台数も増加して全国規模でファンが増殖中…参加車両をお見せします!

リトラクタブルライト車が九州に100台大集合! 2回目を迎えた「リトラジャム」は台数も増加して全国規模でファンが増殖中…参加車両をお見せします!

投稿日:

TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • 福岡県北九州市にあるひびき海の公園の多目的広場は、南国ムード漂うロケーションが最高!
  • 速さを追求するためにヘッドライトを隠していたが、点灯のために開けばごらんの通りのスマイルフェイス。このギャップもまたリトラクタブルヘッドライトの魅力なのだ
  • トヨタ「2000GT」が2台も参加! ではなく、手前の車両はマツダ「ロードスター」がベースのスーパーレプリカ仕様。奥は本物。そして、2000GTのペダルカーも可愛い
  • デートカーとしてバブル期のモテグルマの象徴だったホンダ「プレリュード」。薄くて長いボンネットとショートデッキデザインは、現代でも通用する美しさ
  • 現在のマツダ「マツダ3」に通じる5ドアファストバックデザインの元祖、「ファミリアアスティナ」はホワイトとレッドの2台が参加
  • 3代にわたる歴代車全てでリトラクタブルヘッドライトを採用した、マツダ3代目FD型「RX-7」。当時でも斬新だった流麗フォルムに魅了されるオーナーは多い
  • トヨタ「セリカ」は、4代目T160型と5代目T180型が並んだ。可動式ヘッドライトは3代目A60型より採用されており(前期がポップアップ、後期がリトラ)、コアなユーザーも多いため、今後の参加台数増加に期待したい車種のひとつ
  • 1980年代の三菱は、後に世界的なアクション俳優となるジャッキー・チェンをサポート。当時の映画にはこの「スタリオン」が度々登場していた
  • トヨタ「MR2」は初代、2代目ともに参加台数も増加。ノーマルからカスタムまで、幅広い仕様の車両が集合していた
  • 長年にわたってフェラーリを支え続けるV型8気筒を搭載するミッドシップモデルの2台。「F355ベルリネッタ」(左)と「328GTS」(右)も参加し、会場を賑わせた
  • リトラであることを忘れてしまうほど、漫画『頭文字D』の影響で世界的な人気車となったトヨタ「スプリンタートレノ」
  • スペシャルティカーの立ち位置からスポーツカーへと変化していく中で、日本での初代「スープラ」はその過渡期に誕生。北米市場を意識していたロングノーズ&ショートデッキデザインは、時代を越えた美しさがある
  • 「RETRA JAM」恒例イベントとなったリトラウェーブ。会場を取り囲むように1列に整列して、ライトグリーンの「ロードスター」の合図と共に順番にライトを稼働。この模様は、九州地区の人気クルマ系YouTubeチャンネル「千石峡秘密基地」でチェック!
  • 第2回の会場に選ばれたのは、福岡県北九州市にあるひびき海の公園。人工海浜に隣接した広大な芝生が美しく、さまざまなクルマのイベント会場として大人気!
  • 1980年代から1990年代初めのホンダは「プレリュード」や「NSX」など、リトラクタブルヘッドライトを採用した車種が多かった
  • トヨタユーザーは、「MR2」での参加者が多かった
  • リトラ車にフィーチャーした展示をする出展ブースも登場
  • 車両の展示だけではなく、イベントを盛り上げるライブも実施
  • 当日は隣接敷地内で肉フェスも開催。好天の中、リトラ車を観賞しながら肉を喰らう。参加者にとっては最高の1日になったことだろう
  • 初代「ロードスター」乗りとして人気のYouTuber、「うぃきちゃんねる」のうぃきさんが、当日はブース出展とMCにも挑戦
  • エントリーしたユーザーにはこちらのラバーキーホルダーがプレゼントされた
  • 最も参加台数が多かったユーノス初代NA型「ロードスター」。小型で軽量なボディサイズと丸目のヘッドライトは女性にも大人気
  • 現状で最後のリトラ車と言われるシボレー5代目C5型「コルベット」。1963年登場の2代目C2型より2004年まで、41年にわたってリトラを採用し続けた
  • 「ロードスター」、「RX-7」、「ファミリアアスティナ」と、マツダの歴代リトラ車も大集合

リトラ車の人気が再燃中

「RETRA JAM」(リトラジャム=リトラクタブルカージャンボリー)は、その名の通り「リトラクタブルヘッドライト」を持つ車両だけを集めたイベントとして、2023年9月に福岡県で初開催されました。第1回が大好評だったことで、2024年は会場を前回より広い福岡県北九州市にある、ひびき海の公園に変更。前回の2倍となる100台のリトラ車が大集合し、とても見応えのあるイベントとして成長中です。

リトラ車だけの集まりが少しずつ広がっている

「リトラクタブルヘッドライト」とは、使用しないときはフェンダー、エンジンフード、フロントグリル内に収納し、使用時にリンク機構を電動モーターで駆動して、前方照射状態に正立させる設計の前照灯のこと。スペース確保、スマートなスタイリング、走行空気抵抗の減少が主目的とされる(三栄書房刊『大車林:自動車情報事典』より)。

簡単にいってしまえば、隠れているヘッドライトを使用する際はパカパカと開閉して表に現れる。その昔はスーパーカーやスポーツカーといった特別なクルマにのみ装備されていた、ある世代にとっては憧れのスタイルだった。それが技術の進化とともに必要とされなくなり、1997年~2004年に製造された5代目シボレーC5型「コルベット」を最後に、どのメーカーも採用することがなくなったメカニズムだ。

そんなリトラ車両だけを集めたミーティング「RETRA JAM Vol.2」が、2024年5月4日に福岡県北九州市にあるひびき海の公園で開催された。海沿いの美しいロケーションが楽しめる会場ということもあり、今回は100台もの車両がエントリー。外国車勢の参加も少しずつ増えており、「リトラクタブルヘッドライト」に特化したこのイベントの趣旨が、どんどん広まっている印象を感じた。

現存するリトラ車が多いのはマツダだった

参加車両を確認すると、やはりユーノス「ロードスター」(1989~1998年)が大人気で、関東からの参加もちらほら。その次に多かったのがマツダ「RX-7」で、2代目FC型(1985~1992年)と3代目FD型(1991~2003)も多数参加。さらに「ファミリアアスティナ」(1989~1994年)も並んでおり、マツダはリトラクタブルヘッドライトを採用した車両が意外と多かったことを改めて実感。また2代目「プレリュード」(1982~1987年)や初代「NSX」(1990~2001年まで)といったホンダ勢も、左ハンドル車を含めて前回同様にイベントを盛り上げていた。

この2回目となるイベントで印象的だったのは、少しずつ車種が広がっていることだった。トヨタの4代目「セリカ」(1985~1989年)と5代目(1989~1993年)や、トヨタ初代「MR2」(1984~1989年)と2代目(1989~1999年)。そして伝説のトヨタ「2000GT」(1967~1970年)やトヨタ4代目AE86型「スプリンタートレノ」(1983~1987年)、トヨタ初代A70型「スープラ」(1986~1993年)といったトヨタ勢。

三菱は「スタリオン」(1982~1990年)。日産は「180SX」(1989~1999年)と4代目S12型「シルビア」(1983~1988年)。輸入車では、フェラーリ「328GTS」(1985~1989年)、フェラーリ「F355ベルリネッタ」(1994~1999年)、ロータス「エスプリ」(1976~2004年)と、シボレー5代目C5型「コルベット」も増えていた。

バリエーションが少しずつ増えているということは、それだけこのイベントミーティングの認知度が高まった証拠。来場者からは、「九州だけじゃなくて、他の地域でも開催してほしい!」という声が多く聞かれたのも事実だ。しかも、開催を重ねるごとに車種が増えてくれれば、実働するリトラ車両歴史館のような趣きになりそうな予感がする。いずれにしても、まだ2回しか実施していないにもかかわらず、多くの来場者が集まったこの実績を見ていると、今後のさらなる飛躍に期待せざるをえない。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS