国産リトラ車の妄想ショッピングをやってみた
筆者もとても気になるイベントなので、「仮に自分がリトラクタブルヘッドライト車を手に入れるとしたらどのクルマを選ぶ?」と、某中古車販売サイトで妄想ショッピングを繰り広げてみた。乗り出しで100万円は最低限必要だが、在庫台数と価格帯でお手頃な車両なのは、マツダ(ユーノス)「ロードスター」だった。マツダからヘッドライトの各種パーツが復刻品として正式に販売開始されていることからも、初代ロードスターの参加台数が多いのも納得できる。
しかし、人と同じクルマを好まない天邪鬼な性格なため、昔から気になっていた日産2代目「エクサ」(1986~1990年)のLAキャノピータイプを探してみたが、こちらの掲載はわずか2台のみ。しかも、乗り出しは399万円というビックリ価格のため断念(?)。
目線を変えて、不動様状態の筆者の愛車、スバルの2002年式の2代目GGA型「インプレッサスポーツワゴン WRX」とともに、スバリストの道を邁進しようかと初代AX型「アルシオーネ」(1985~1991年)と思ったけれど、こちらも216万~397万円となかなかのお値段に。1台だけ参加していた日産4代目S12型シルビアも最安値で総額185万円。三菱の前期型「GTO」(1990~1993年)も似たような値段からようやく見つかる状態。そして、トヨタ2代目「カローラII」(1986~1990年)のリトラSR-iにいたっては在庫無しだった。残念!
輸入リトラ車の市場価格は?
古い国産車でそれなりの金額を払うくらいならいっそのこと輸入車はと思い、ずっと憧れているシボレー コルベットを探してみると、2代目C2型(1963~1967年)は応談のみ。アイアンバンパーの3代目C3型(1968~1982年)で620万円。4代目C4型(1984~1996年)でようやく160万円代を1台発見したが、それならば、「世界最後のリトラ車」と呼ばれる5代目C5型の方が250~300万円ぐらいなので、価格と所有感のバランスは悪くない。
同じ輸入車でも情熱のイタリア車を探してみると、フェラーリ「456GT」(1992~2003年)が750万円と跳馬の中では最安値。これならば、「イタリア育ちのオシャレな国産車。4人乗りのファミリーカーだよ」とでも説明しておけば、クルマに無知な家族には、フェラーリだとはバレずに購入時のハードルが下がるかも?
なお、同じイタ車でも暴れ牛の方は、その値段も暴力級。「ディアブロ」(1990~2001年)が3830万円。「カウンタック」(1974~1990年)はもはや応談のみと、もう1件自宅を購入する規模の出費は、アラフィフにはさすがに厳しい。そう考えると、546万円で見つかったポルシェ「928」(1977~1995年)は、意外とお買い得なのかもしれない。
いずれにしても、次回開催時に筆者がリトラ車に乗って取材に行けるかどうかは現時点では不明だけれども、上記にあげた輸入車や、トヨタ2代目「セリカXX」(1981~1986年)、マツダ初代SA22型「サバンナRX-7」(1978~1985年)、ホンダ3代目「アコード」(1985~1990年)などのオーナーたちも集まっていただければ、このイベントミーティングはますます盛り上がること間違いなしだ!