ジオランダーの製造拠点、そして天然ゴムの精製工場も視察
第29回アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2024は、2024年8月11日(日)にタイ王国のスラタニでのセレモニアルスタートで開幕。その直前となる8月8日(木)と9日(金)、横浜ゴムのアジア拠点2カ所へ、2023年AXCRの覇者で、ジオランダーを履き続けている青木拓磨選手が表敬訪問し、関係者を前にAXCRの連覇を誓いました。
現地でジオランダーの魅力をスピーチ
青木拓磨選手が今回表敬訪問したYTMT(ヨコハマタイヤ・マニュファクチャラー・タイランド)は、タイ中部にあるラヨーン県アマタシティ工業団地内にある横浜ゴムの製造拠点である。ここは、トラック・バス用タイヤ、小型トラック用タイヤ、乗用車用タイヤの生産を行う敷地面積42万平方メートルを誇る製造工場である。
すでにこの工場を10回以上訪問していることもあり、今回も中村 亨社長をはじめ多くの社員が玄関で待ち受け、さらに集まった社員向けに、これまでのAXCR参戦の内容とジオランダータイヤの優秀さなどについてスピーチを行った。そして中村社長に次のように宣言した。
「ジオランダーで昨年に引き続いて、今回のアジアクロスカントリーラリーでも勝ちます」
翌日には、今回のAXCRスタート地点であるスラタニ近くにあるY.T.RUBBERを訪問。こちらは横浜ゴムの各拠点で使用される天然ゴムを供給する会社である。ここでも、多くの社員を前にスピーチを行った。そして大勢の社員にサインを求められ、さらに写真撮影にも気さくに応じていた。
その後、滝田 昇社長から実際に天然ゴムの製造についての解説とともに、この工場内の見学も行うことができた。見学を終えて拓磨選手は次のように感想を述べていた。
「タイヤのことを知っているつもりだったけど、初めて知ることばかりですごく興味深かった」
さらにはゴムの木に傷をつけてラテックスを採取する作業を実際に体験する機会もあった。
青木拓磨選手はこの後、TOYOTA Gazoo Racing Indonesiaのトヨタ「フォーチュナー」で、チャンピオンゼッケン101をつけて、コ・ドライバーにはイティポン・シマラック選手とソンウット・ダンピパットラコーン選手が乗り込んで参戦。AXCRは2024年8月17日(土)まで行われた、総走行距離2000kmを超えるラリーレイドの模様は追ってレポートするのでお楽しみに。