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マツダ「ロードスター S」でソロキャンに挑戦! 荷物満載でも「浅間ヒルクライム」のコースを満喫できるのか試してみました

マツダ「ロードスター S」でソロキャンに挑戦! 荷物満載でも「浅間ヒルクライム」のコースを満喫できるのか試してみました

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TEXT: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)  PHOTO: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)

  • マツダ ロードスター S:人間中心思想で作り込まれた運転席まわり
  • マツダ ロードスター S:シートヒーターのほかに、運転席にはチルト機構を備えている
  • マツダ ロードスター S:シフトまわりには、ナビゲーションの操作類が備わる
  • マツダ ロードスター S:マニュアル式のエアコンで適切な温度を保ちながらドライブできる
  • マツダ ロードスター S:ずっと座っていたくなるような心地のいい空間だった
  • マツダ ロードスター S:エアコン吹出口の下にはUSBポート(Type C)が2つ用意されている
  • マツダ ロードスター S:うっかり両側Type Cのコードを忘れてしまい、助手席足元にあるシガーソケットから電源を引っ張ってきた
  • マツダ ロードスター S:試乗車はジルコンサンドメタリックのボディカラーを採用
  • マツダ ロードスター S:魂動デザインを採用し、ダイナミックなプロポーションになった4代目モデル
  • マツダ ロードスター S:幌を閉めても格好いい
  • マツダ ロードスター S:オープンにするとやや注目度が高まる
  • マツダ ロードスタ S:ルームミラーの上にはSOSボタンが設置されていた
  • マツダ ロードスター S:メーターパネルはシンプルで見やすい
  • マツダ ロードスター S:i-ACTIVSENSE (アイ・アクティブセンス) は5種類用意される
  • マツダ ロードスター S:マツダコネクトを操作するコマンダースイッチ
  • マツダ ロードスター S:ギアがコクコクと入るシフトフィーリングが気持ちいい!
  • マツダ ロードスター S:ステアリングには、オーディオのコントロールスイッチも備わる
  • マツダ ロードスター S:指を伸ばした距離にあるウインカーレバー
  • マツダ ロードスター S:ウインカーレバー同様にワイパーの操作もしやすい
  • マツダ ロードスター S:ドアの内ポケットにはキーを置くスペースが確保されている
  • マツダ ロードスター S:ヘッドランプはLED化され、デイタイムランニングランプの変更により、フロントまわりのスポーティさが増している
  • マツダ ロードスター S:2本出しマフラーがリアまわりを引き締める
  • マツダ ロードスター S:タイヤサイズは195/50R16
  • マツダ ロードスター S:最大トルク(152Nm/4500rpm)こそ変更はないが、エンジンパワーが4ps(136PS/7000rpm)アップしている
  • マツダ ロードスター S:テールランプもLED化されている
  • 現地に到着するとゲリラ豪雨に……
  • ゲリラ豪雨ののち、青空が……
  • マツダ ロードスター S:行きの走行距離は207.7kmで、燃費は20.6km/Lだった
  • 長野県小諸市にあるキャンプ場「ウィスラー スカイベース小諸」から見える景色が美しい〜!
  • マツダ ロードスター S:ワンポールテントを隣に建てた
  • マツダ ロードスター S:テントの裏には白樺が1本立っていて、風とともにいい香りが舞い込む
  • ワンポールテントの中は広々!
  • マツダ ロードスター S:ロードスターSのトランク容量は、約130L(VDA方式)
  • マツダ ロードスター S:助手席にはテントやテーブル、敷物などで満載
  • マツダ ロードスター S:オープンにして走るのが気持ちのいい季節だった
  • マツダ ロードスター S:天気によって見え方が変わるボディカラー
  • マツダ ロードスター S:帰路は寄り道をしながら225.6km走行。エアコンを使用しつつ、渋滞にハマってしまったため、燃費17.6km/L
  • マツダ ロードスター S:キャンプ場を出てすぐ近くにある「チェリーパークライン」は、ただただ楽しいの一言
  • マツダ ロードスター Sでキャンプにチャレンジ!

「クルマ好きすべての欲望」を満たせる素敵な相棒だった! 

AMW編集部員それぞれの目線で気になるクルマに乗ってみてレポートするAMWリレーインプレ。その番外編となる企画が編集会議で採用されました。今回は、各人が異なるクルマでキャンプに出向き、オススメポイントを洗い出すというもの。私に預けられたクルマは、なんとマツダ「ロードスター S」。きゃ、キャンプはどうなるのでしょうか……?

ロードスターでキャンプってマヂ?


6月某日の企画会議で「編集部でキャンプをしよう」と盛り上がり、私にあてがわれたのはマツダ「ロードスター S(6MT)」。あれれ、それって荷物入るの? オープン2シーターで行っても大丈夫なキャンプ場……? 下まわり擦らない? いろいろと不安が頭をよぎる。そんな表情を浮かべていると編集長が一言。

「だいじょーぶ、だいじょーぶ」

キャンプと言っても形態はいろいろ。2015年に連載が開始された漫画『ゆるキャン△』をきっかけに、ソロキャンプブームも到来している。この作品は、ヤマハ「ビーノ」(50cc原付スクーター)で1人キャンプをするのが趣味である高校生「志摩リン(主人公)」と、キャンプ初心者の「各務原なでしこ」を中心に、野外活動サークル(キャンプ)を通じて交流を深めていくもの。

つまり、漫画の展開では、経験を積んできたキャンパーだけではなく、これまでには無かったキャンプ初心者を設定することで、入門作品としての側面も押さえていた。これをきっかけにソロキャンプデビューを果たす人が多く生まれ、話題を呼んだわけだ。

キャンプ初心者の私(過去に取材で2度の経験がある程度)は「だいじょーぶ」の言葉を信じて、長野県小諸市にあるキャンプ場「ウィスラー スカイベース小諸」に向かうことにした。

大幅改良されたロードスターの中身とは?

久々に乗り込むロードスター Sは、2023年10月5日に大幅改良を受けている。安全面では、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)とスマート・ブレーキ・サポート(後退時検知機能:SBS-RC)の新採用や、マツダコネクトの進化などがあげられる。
エクステリアデザインでは、ヘッドランプ、テールランプともにLED化され、デイタイムランニングランプの変更により、フロントまわりのスポーティさが増している。

インテリアに目を移せば、8.8インチのセンターディスプレイが新たに採用となっている。
ほかにも、電動パワーステアリングとエンジンパフォーマンスフィールが向上。MT車にはサーキット走行に最適化したダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モード「DSC-TRACK」が追加されている。

キャンプ用に必要不可欠とされる荷物を載せ終え、ロードスターの低い着座位置に体を落ち着かせる。運転席左側の空調吹き出し口の下にあるスターターを押すと、1.5L 直4エンジンが目覚める。始動時のみ勇ましいが、エンジンが暖まってしまえば近所にも迷惑にならない心地良いエキゾーストノートだ。
クラッチを踏み、ギアを1速に入れると、アイドリングが少しだけ高くなる。なるほどこれはエンストをさせない心遣いなのだなあと感じ、嬉しい。

意図したとおりに動く気持ちよさ

さて、走り出そう! と思った時に、ふと思い出した。
「あ、雨が降らない限りはオープンですよ」(元NA乗りのAMW編集部 竹内氏)

私はすぐさま、ギアをニュートラルに入れ、屋根を開けることにした。ルームミラー付近にあるルーフオープンレバーのロックを解除し、レバーを引き下ろすと、サイドウインドウが下がり、屋根から幌が外れる。そのまま、車体後方にスライドさせ押し込むだけ。慣れると、乗り込んだままでも簡単にオープントップにすることができる。
私はさらに「省エネ」という条件を追加し、無給油で都内の自宅まで戻ってこようと、行きはエアコンを入れずに現地まで向かうことにした。

ドライビングポジションはまさに自然体で疲れ知らず
。ルートは、首都高速川口線~関越道~上信越道を通る約207kmを走行することになりそうだ。しばらく下道を走らせていると……、最大トルク(152Nm/4500rpm)こそ変更はないが、エンジンパワーが4psアップした(136ps/7000rpm)ことで、味付けが変わったのか……? スタートでは、クラッチミートとアクセル操作を丁寧にしないとギクシャクする傾向にあったのだ。もちろん、慣れてしまえば問題はないのだが、参考までに付け加えておきたい。

長距離を移動するとなると本来であればMRCCのような新採用の運転支援機能を使用するべきだが、今回は折角のロードスターということもあり、あえて使用せずに往復することにしよう。
というのも以前、マツダ主催の若手編集者向けの体験会に参加した時の担当者のコメントを思い出したからだ。

「マツダ車は人間中心思想で開発していて、疲れにくさという観点ではとくにアクセル操作と首の動きに注目しました。アクセルペダルの配置を右寄りに配置し、下から生えているオルガン式を採用することで、自然なポジションでアクセルを踏み込むことができて足の筋肉の疲労を抑えられます。ドライビングするうえでもっとも大事なシートは骨盤をしっかりサポートして、首の揺れを抑えてくれます。人間は無意識のうちに、平衝状態を維持しようとつねにコントロールしているので、これも疲労感の軽減に大きく貢献するんです」

実際、高速道路をドライブしていても、自分が意図した通りの加速、速度維持が可能だった。休憩することを忘れるほど、楽しいロードスターとの道のりはあっという間。いつのまにか現地に到着していた。今回は燃費運転だったこともあり、6速80km/hでは2000rpm、6速100km/hで2500rpmをキープしながらの走行を心がけた。途中、追い越し車線を使用する場面もあったが1段ギアを下げてグッと踏み込むと、わずかに聞こえる吸気音がその気にさせてくれるのも嬉しい。

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