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トヨタ「ハイラックス」が初日トップ!「アジアクロスカントリーラリー」は大荒れのスタート…昨年の覇者・青木拓磨選手は15位

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 3番手には、2022年の覇者で、今回もTeam MITSUBISHI RALLIARTからエントリーする103号車のChayapon YOTHA/Peerapong SOMBUTWONG組
  • サービスに戻ってくる全車、もちろん泥だらけ
  • 2番手にはISUZU SUPHAN EXPLORER LIQUI MOLY RALLY TEAMの106号車、Thongchai KLINKATE/Banpoth AMPORNMAHA組
  • ラリーが本格的に開始となるその前夜、スラタニの街の中心部ではオープニングセレモニーが行われ、2023年の覇者青木拓磨組が4輪の先頭で紹介を受けた
  • 初日トップに立ったのは、TOYOTA GAZOO RACING THAILANDの105号車(Mana PORNSIRICHERD/Kittisak KLINCHAN)。マナ選手はこの後日本で行われるラリー北海道にも参戦するドライバーだ

コースコンディションが悪化しコース短縮へ

第29回目を数える「アジアクロスカントリーラリー2024」(以下:AXCR)がスタートしました。今回のAXCRは、タイ・スラタニを2024年8月12日(月)にスタートし、タイ国内を北上して、17日(土)にカンチャナブリでゴールを迎えます。その総走行距離は2000kmを超え、そのうち競技区間が1000km弱というクロスカントリーラリーです。スタート前夜にはスラタニにあるクロックタワーからセレモニアルスタートを切った全車ですが、12日から本格的にラリーがスタートしました。

初日トップはトヨタ「ハイラックス」のマナ選手!

アジアクロスカントリーラリー2024初日のレグ1は、当初予定されていた296.22kmのコースだったが、その前半部分が連日のスコールでコースコンディションが悪化したことからキャンセルとなり、当初のコース36kmポイントあたりまでスタート地点が下げられて260kmほどに短縮となった。

序盤からミスコースをする多くのエントラントが発生。そして2024年もマシントラブルをはじめ、コースアウト、水没など多くのトラブルが発生した。2023年のリザルト順で走り出した各車はこの1日で大きくシャッフルされることとなった。

初日トップは、105号車 Mana PORNSIRICHERD/Kittisak KLINCHAN組(1時間26分44秒/TOYOTA Hilux Revo/TOYOTA GAZOO RACING THAILAND/T1D)であった。これを追う2番手に106号車Thongchai KLINKATE/Banpoth AMPORNMAHA組(1時間28分20秒/Isuzu D-Max/Isuzu Suphan Explorer Liqui Moly Rally Team/T2A-D)、3番手に入ったのは103号車Chayapon YOTHA/Peerapong SOMBUTWONG組(1時間29分29秒/MITSUBISHI Triton/Team MITSUBISHI RALLIART/T1D)であった。

日本人最上位となったのは115号車塙郁夫/染宮弘和組(1時間29分38秒/TOYOTA Fortuner/TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA/T1D)の4位。同チームで2023年の覇者である青木拓磨/Ittipon SIMARAKS/Songwut DANPHIPHATTRAKOON組(1時間42分00秒/TOYOTA Fortuner/TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA/T2A-D)はトップでスタートし、15番手でゴール。

2023年にAXCR史上初のチーム1‐2を達成し2位であったTubagus Adhi MOERINSYAHDI/Jatuporn BURAKITPACHAI組(11時間30分00秒/TOYOTA Fortuner/TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA/T1D)はミッショントラブルが発生し、途中で修復を試みるも後半のSSをスキップすることとなり、7時間のペナルティで最後尾からの追い上げを強いられることとなった。

AXCR2024、続く2日目(8月13日)の「SS2 Chumphon」はスラタニからチュンポンまでのコースとなり、今回のAXCR最長のSS走行距離552.98kmという予定だったが、後半のSSがキャンセルとなった。それでもゴール地点は変わらず。全チームによるプラチュワップ キーリー カン県ホアヒンへの大移動が始まる。

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