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280万5000円で本格キャンピングカーが手に入る! ダイハツ「ハイゼット パネルバン」がベース…富士ヒノキとホタテ漆喰ペイントで清潔な車内に

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

ファイバーマットで寝心地も抜群

ベッド展開についてはアイデアものの簡単さで、ベンチシート部分を横にスライドさせるだけでフラットベッドが出現する構造になっている。展開時のサイズは家庭用シングルベッドの幅よりも少し広い1840mm×1060mmの設定だ。また、ベッドマットは定番のウレタン製ではなく、快適な睡眠を約束してくれる反発力と通気性に優れたファイバーマットを採用しているのがポイントだ。試しに横になってみたが、反発力も程よくしっかりあって、寝心地はとても良かった。

左サイドに置かれたキャビネットには、クオッカシリーズとしては初となるシンクとフォーセットを設置。その下には各13Lの給排水タンクが収納され、リアゲートを開けると車外から直接出し入れできるように工夫されていた。

購入しやすい驚きの低価格が魅力

また、基本的にオーナーの使用目的に合わせて自由選択できるのがクオッカ ジャパンディの特徴。展示車両はフルオプション車両で、車載用セパレートクーラー、壁面取り付け用のベンチレーター、200Ahのリチウムイオンバッテリー等も搭載しているが、電装系についても標準装備の100Ahディープサイクルバッテリーと走行充電システムだけで十分というオーナーも多いはずだ。だから、このクオッカジャパンディの販売価格(消費税込)は2WD・5MTが280万5000円、2WD・CVTが294万2500円、4WD・5MTが269万3400円、4WD・CVTが312万4000円と、キャンピングカーとしてはかなり購入しやすい価格帯で提供されているのもポイントといえるだろう。

ハイゼット パネルバンのカッコ良さに加えて、旅のスタイルに合わせて装備や仕様を拡張できるキャンピンクカーはそれだけで夢が広がる。アクティブな外遊びの相棒として、このクルマは気になる存在だ。

三島ダイハツでは2024年の3月に静岡県・裾野市に広大なショールームを兼ねたRVパーク「キャンピングカーガーデン」をオープンさせた。この施設は、キャンピングカーを身近なものとして体験することができ、クオッカ ジャパンディもここに置かれている。実際に車両に触れたりすることができる施設なので、近くを通った時にはぜひ立ち寄ってもらいたい。そこには必ず新たな発見があるはずだ。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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