跳ね上げマフラーが時代感満載
足まわりについては、フロントがAE86用カートリッジ式車高調キット改をセットし、低いスタイルを作りにくいリアサスについては、純正の板バネを逆付けし、さらに秘密の加工を施すことでローダウン化。他にも強化スタビ等もセットしているが、サスペンション系統におけるポイントは、FC3S「RX-7」用のキャリパーを流用加工で取り付けている点だという。
一方、エンジンについてはウェーバーφ45mmのブリッジポートのレーシング仕様として作り込んだ12A改を搭載。φ60mmマフラーから出る排気音は、ブリッジポートならではの力強いアイドリングを発揮。そこから踏み込むと、軽快な回転上昇とともに、周辺にロータリーサウンドが響き渡る。マフラーの形状も跳ね上げデュアル・ハス切りカット仕様が珍しく、とてもカッコ良いアレンジ形状だ。
昭和の街道レーサー感を高めるカラーリング
ボディはチンスポ、オバフェン、ダックテールの組み合わせによってレーサーとして仕上げたが、一方でGC時代の街道レーサーを彷彿させる仕上げとしてオリジナルカラーでアピール。赤黒のアレンジカラーは、スピード感あふれるレーシングラインをボディに描くことで昭和の街道レーサーとしての印象を高めている。
RX-3については、自分が満足できる仕様に達したので、これでひとまず完成。だから、次は自宅にあるもう1台のロータリー搭載車を2号機として製作する予定というから楽しみだ。また、機会があれば、そのクルマもぜひ取材させてもらいたい。ひとまずは、乞うご期待といった感じだ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)