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ランボルギーニ新型「テメラリオ」の最高速度は340キロ! 0−100キロ加速は2.7秒! 速すぎなベイビーランボがモントレーで発表されました

ランボルギーニ新型「テメラリオ」の最高速度は340キロ! 0−100キロ加速は2.7秒! 速すぎなベイビーランボがモントレーで発表されました

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TEXT: AMW  PHOTO: Automobili Lamborghini S.p.A.

新しい六角形のデザインが伝統のスタイルに新風を吹き込む

エクステリアは、クリアでピュアなライン、短くコンパクトなオーバーハング、統合されたエアロダイナミクス、そして大胆なシャークノーズなど、ランボルギーニのDNAが息づいている。フロントまわりは、デイタイムランニングライトに新しい六角形のデザインを採用。さらにサイドエアインテーク、テールライト、エキゾーストパイプなどにも六角形のデザインが取り入れられている。

ヘッドライトの下の空気通路は空力性能を向上し、フロントブレーキの冷却を促進する。サイドスカートは空力特性をサポートすると同時にダウンフォースを増大し、サイドドア後部のパワフルで効率的なエアインテークはエアフローを確保する。

タイヤはランボルギーニの長期パートナーであり、テメラリオの独占タイヤパートナーであるブリヂストンを装着する。夏用タイヤとサーキット用タイヤには、象徴的なタイヤブランドであるポテンザが採用された。

パイロットの気分を味わえるコクピット

コクピットは、「パイロットになったような気分で」というコンセプトを表現している。人間工学に基づいたシート、スリムで軽量なダッシュボード、完璧な傾斜角を持つステアリングホイールによって、ドライバーはランボルギーニの伝統的的な運転の楽しさを体感できる。シートは豊富な色と4種類のステッチパターンから選択可能で、カーボン、レザー、スエード調人工皮革など最高品質の素材が使用されている。

また、航空機から着想を得たスタート/ストップの「パワーボタン」、eギアレバー、ステアリングホイールのレッド・ラインナップインジケーターなど、ランボルギーニ伝統のデザインを採用。ステアリングの左側には、運転モードを選択するレッドクラウンローターが配置される。

日常の利便性も向上している。新しいスペースフレームシャシーによって、ウラカンと比較してヘッドルームを34mm、レッグルームを46mm拡大し、視認を4.8度広げ、ヘルメットを着用した場合でも、身長200cmまでのドライバーが運転可能。フロントフード下の荷物スペースには、112Lの収納容量を設ける。

コネクティビティはウラカンと比較すると大幅に進化しており、日常的なクルマの使用に関連するサービスや機能に加え、公道やサーキットでの運転の楽しさを追求した機能が提供されている。ユーザーは、OTA(Over-the-Air)による地図更新や、交通情報や興味のある場所に関するリアルタイム情報を利用できるナビゲーションシステムが利用できる。

サウンドシステムは、イタリア・ヴィチェンツァのソナス・ファベール社が手がけたものだ。このプレミアム・システムは、没入感のあるオーディオ環境を作り出し、ソナス・ファベール社が誇る自然な音響を提供する。

専用のニューカラー2色とあわせて無限のカスタマイズが楽しめる

ボディカラーは、ブル・マリヌス(青)とヴェルデ・メルクリウス(緑)の2つの専用の新色が追加される。400種類以上のボディカラーと特別塗装が用意されており、ランボルギーニのパーソナリゼーション部門「アドペルソナム」」プログラムを通じて、顧客はほぼ無限のカスタマイズが可能となる。

ホイールのサイズはフロントが20インチ、リアが21インチで、3種類のデザインと素材から選択可能。サーキット走行を好む顧客向けに「アレッジェリータ(軽量化)」パッケージを用意し、ボディ部品だけで12.65kgの軽量化を実現する。

頂点に達したエアロダイナミクス

テメラリオは、ランボルギーニの3つの主要な設計目標である高速走行時の安定性、冷却性能の向上、最大限の制動効率を達成することで、空力効率の頂点に達した。

ウラカンEVOと比較してリアのダウンフォースは103%増加し、アレッジェリータパッケージを装備した場合のリアのダウンフォースは158%に増加。2つのフィンがインテークに設置され、ラジエーターに垂直に空気を流入させることで冷却効率を最大化する。ホイールアーチ上のフィンは、空気の流れをホイールの外側へと導き、スリップストリームを最小限に抑えられる。さらにサイドミラーはサイドラジエターへと空気を導き、機械部品の冷却能力を高める。

新たにドリフトモードがオプションで登場

テメラリオは13種類のドライブモードを装備し、日常の運転でもサーキットでも多用途でエキサイティングな走りを実現する。ドライブモードはステアリングホイールのダイヤルを使って選択でき、左上の赤いダイヤルでは、「チッタ」、「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」、「コルサ プラス(電子制御解除)」の選択が可能だ。さらに、また、3つの新しい専用ドライビングモード「リチャージ」、「ハイブリッド」、「パフォーマンス」が新たに搭載される。「チェッカーフラッグ」ボタンを2秒間押すと、静止状態からのスタート時に最大限の潜在能力を発揮するローンチコントロールが起動する。

また、ドリフトモードがオプションとして初登場し、3つのレベルで調整が可能だ。レベル1ではオーバーステア状態を促進しながら限られたヨー角を維持し、レベル3ではエキスパートドライバー向けに広いヨー角を可能にする。

AMWノミカタ

モントレー・カー・ウィークでの公開を発表していたテメラリオがついにアンベールされた。テメラリオは、イタリア語で「向こう見ずな/無鉄砲な/無謀な」を意味する。たしかに920psを発揮するパワートレインや0-100km/h加速は2.7秒などのやんちゃぶりは人々を驚かせるものだが、すべてが緻密に計算され、もちろん単に「無鉄砲な」わけではないことが分かる。

現代のスーパーカーは馬力や速さだけでなく、快適性や荷室空間、環境性能、安全装備、サウンド、仕様選択の幅などさまざまな要素を両立させなければいけない。本文でこのテメラリオの特徴を抜き出したが、その特筆すべき項目の多さからもこの美しく力強いフォルムのクルマは知の集合体であることがわかる。またすぐに数年分のオーダーバンクを埋めるクルマとなるであろう。

【動画】モントレー・カー・ウィークで発表されたランボルギーニ テメラリオを観る

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